
『アスタリフト』by 富士フィルム
企業・事業概要事業内容トータルエージングケアを叶える、機能性化粧品「アスタリフト」①写真フィルムで培った、微粒子を決まった場所へ安定的に届ける「ナノテクノロジー」の技術を肌に応用②写真フィルムの主原料「コラーゲン」の研究を肌に応用③写真の色あせを防ぐための「抗酸化技術」を肌に応用解決すべき課題①年齢による、日光性シミや肝斑、茶ぐすみの発生②年齢による肌の乾燥マーケットアンチエイジングソリューション提供価値①肌を美しく見せる化粧から、肌の機能を整える化粧へ②写真フィルムの技術価値を、消費者の感性価値へ事業展開20~30代・メンズのスキンケア市場へ参入事業展開事例ASTALIFT MEN
企業・事業概要
会社名 | 株式会社富士フイルム ヘルスケア ラボラトリー |
ミッション | わたしたちは、先進・独自の技術をもって、最高品質の商品やサービスを提供する事により、社会の文化・科学・技術・産業の発展、健康増進、環境保持に貢献し、人々の生活の質のさらなる向上に寄与します。 |
ビジョン | オープン、フェア、クリアな企業風土と先進・独自の技術の下、勇気ある挑戦により、新たな商品を開発し、新たな価値を創造するリーディングカンパニーであり続ける。 |
バリュー | 富士フイルムグループでは、「コンプライアンス」を「法律に違反しないということだけではなく、常識や倫理に照らして正しい行動を行うこと」と定義しています。わたしたちは、事業活動のあらゆる局面において、コンプライアンスを重視し、新たな価値創造に挑戦します。ビジネスの利益や他者からの要求がコンプライアンスと衝突するときは、コンプライアンスを優先します。“オープン、フェア、クリア”の精神で臨む、それがわたしたちの基本です。 |
所在地 | 〒164-0012 東京都中野区本町2-46-1 中野坂上サンブライトツインビル14階 TEL:03-6300-6465 FAX:03-6300-9786 |
代表者 | 代表取締役社長 比留間 愛一郎 |
設立 | 平成18年 |
資本金 | 50百万円 |
会社URL | https://www.fujifilm.com/ffhc/ja/about |
事業URL | https://www.fujifilm.com/ffhc/ja/what-we-do |
事業内容
トータルエージングケアを叶える、機能性化粧品「アスタリフト」

人の肌の状態を左右するのは、真皮層に含まれるコラーゲン。 コラーゲンによるトータルなケアを目指すためには、コラーゲンを補うだけでなく、体内でコラーゲンを生み出し、さらに生み出されたコラーゲンが分解されることを防がねばならない。 【3種のコラーゲン】を配合するだけではなく、抗酸化力の高い【アスタキサンチン】を富士フイルムが持つナノ技術で、肌の奥まで届ける。
①写真フィルムで培った、微粒子を決まった場所へ安定的に届ける「ナノテクノロジー」の技術を肌に応用

美しい写真に仕上げるには、微粒子を決められた場所に安定的に届ける技術が必要です。 富士フイルムは、写真分野の研究開発を通じて、微細な粒子をコントロールする、高度なナノテクノロジーを実現してきました。
富士フイルムは、写真分野で培った独自のナノテクノロジーで成分を極小化し、安定・高濃度配合することに成功。 ナノ化した成分は、肌の角層のすき間にスピーディーに浸透し、必要とされる場所までしっかり送り届けます。
②写真フィルムの主原料「コラーゲン」の研究を肌に応用

写真フィルムの半分は、肌の主成分と同じコラーゲンです。 富士フイルムは、写真を美しいまま残すため、長年かけてコラーゲンのメカニズムを解明してきました。めざしたのは、紫外線などのダメージで劣化しない、純度が高く、高機能なコラーゲン。 創業以来培ってきた最先端のコラーゲン研究は、スキンケアやサプリメント、ヘルスケアの分野にも応用されています。
③写真の色あせを防ぐための「抗酸化技術」を肌に応用

写真プリントを色あせから守るために開発してきた「活性酸素のコントロール」技術を、紫外線による肌の酸化を抑えるために活用し、化粧品分野へ展開しました。 現在は、4000種以上の抗酸化成分を所有し、自在に使いこなしています。
解決すべき課題
①年齢による、日光性シミや肝斑、茶ぐすみの発生

「“色”に関するエイジング悩み(年齢による肌の変化の悩み)を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、 第1位:『輪郭がくっきりした茶色いシミ(日光性シミ)(43.4%)』 第2位:『顔の輪郭にできる、もやっとしたシミ(肝斑)(39.4%)』 第3位:『茶ぐすみ(メラニンと水分量低下によるくすみ)(34.3%)』という結果となりました。日光性シミや肝斑、茶ぐすみは目立ってしまうので、気にされている方が多いようです。
②年齢による肌の乾燥

「“形”に関するエイジング悩み(年齢による肌の変化の悩み)を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、 第1位:『ほうれい線(笑っていないのに、ほうれい線がくっきり)(48.0%)』 第2位:『頬の毛穴開き(凸凹にファンデーションがたまる)(41.9%)』 第3位:『目の下のたるみ(クマがたるんで“疲れ顔”に見える)(36.9%)』という結果となりました。ほうれい線や毛穴の開き、目の下のたるみは老けて見えてしまうことから、気にされている方が多いようです。
マーケット
アンチエイジングソリューション

世界のアンチエイジング薬およびデバイス市場は、2022年に47,000 百万米ドルの市場価値から2030年末までに75,471百万米ドルに達すると予測されます。また、2022-2030年の予測期間中に7%のCAGRで拡大すると予測されます。
アンチエイジングソリューションに対する消費者の需要の高まり、世界中の人々のライフスタイル基準と収入の増加は、市場の成長を推進する主な要因です。国連世界人口見通し2019レポートによると、2019年の40〜59歳の範囲の総人口は約17,83,309人であり、2030年までに20,46,991人に達すると予測されています。この年齢層の人口は、予防的な老化ソリューションを採用する可能性があります。
提供価値
①肌を美しく見せる化粧から、肌の機能を整える化粧へ
アスタリフトは、写真フィルムの原料となるコラーゲンの研究を応用したスキンケアシリーズ。肌の潤いやハリを改善するとして、40―50代を中心に支持を得ている。
②写真フィルムの技術価値を、消費者の感性価値へ
富士フイルムの持つ光のコントロール技術を使い、既存の紫外線防御の化粧品では通過してしまう波長もカットできる世界初の商品を開発した。その効果を示すため、紫外線が当たると白色から紫色に変わるプレートに塗り、紫外線を当てても変色しない実験をして見せた。中村が話す。「機能価値を可視化して見せると、女性の顧客は自分の肌と重ねてイメージし、ほかのメーカーにはない富士フイルムならではの感性価値を感じてもらえる。『なるほど、富士フイルムだからできるんだ』と。」
事業展開
20~30代・メンズのスキンケア市場へ参入

2016年以降はユーザー層を拡大し20代もターゲットにしました。2019年にはメンズ市場へ参入し、男性用スキンケアシリーズ「アスタリフト メン」の発売も開始し、化粧品業界で存在感のあるコスメブランドとして地位を築いています。
富士フイルムはアスタリフトの新製品をテコに、予防意識の高い20―30代も新たな顧客層として取り込む。エイジングケアに関心がある「潜在ターゲットの獲得を目指す」(山口豊ライフサイエンス事業部長)狙いだ。 若年層にアピールするためテレビCMや交通広告に、女優の高畑充希さんを新イメージキャラクターに迎えた。
事業展開事例
ASTALIFT MEN

サイエンスの力で男の肌に品格と自信を人の細胞1より遥かに小さなナノの世界。 ASTALIFT MENは独自のテクノロジーを使って、肌の悩みの根本にアプローチする。 いきいきとした肌印象は自信へと変わり、品格を備えさせてくれる。