人物概要
加藤徳人は、セイノーホールディングスのオープンイノベーション推進室長として、物流業界におけるスタートアップ連携と 新規事業創出 を主導する人物である。トラックドライバーから営業、そしてオープンイノベーションの推進者へとキャリアを転換し、ドローン配送「SkyHub」をはじめとする次世代物流の実現に取り組んでいる。
経歴
1999年に西濃運輸株式会社に入社し、 トラックドライバー としてキャリアをスタートした。その後、関東エリアで約7年間にわたり営業スペシャリストとして活動。物流の現場と顧客の両方を深く理解する経験を積み重ねた。
2016年、セイノーホールディングスにオープンイノベーション推進室が新設された際に 創設メンバー として参画。以降、「SEINO Acceleration Program」の立ち上げ、日本初の物流特化型ファンド(CVC/Logistics Innovation Fund)の設立、インドネシアでのコールドチェーン事業など、多岐にわたるイノベーション施策を推進してきた。
主な実績
2021年1月、エアロネクスト社との連携により、ドローン配送を核とした新スマート物流 「SkyHub」 構想を立ち上げた。同年4月には山梨県小菅村(人口約700人)での実証実験を開始し、5ヶ月間で150回以上の利用実績を記録している。
物流業界における オープンイノベーションの仕組みづくり も大きな功績である。アクセラレータープログラムやCVC設立を通じて、スタートアップとの協業体制を構築した。セイノーグループが掲げる「O.P.P(Open Public Platform)」戦略の実行において中核的な役割を担っている。
思想とアプローチ
加藤は、新規事業担当者の役割を 「打ちやすいトスを上げること」 と表現する。スタートアップのアイデアや技術を、大企業の事業部門が実行しやすい形に翻訳し、橋渡しすることが自身の使命であるとの認識を持っている。
物流業界の改革においては、顧客・競合・地域社会との連携による 「共創型プラットフォーム」 の構築を重視する。自社だけで完結するのではなく、業界横断的なエコシステムを形成することで、物流の社会インフラとしての価値を最大化しようとする姿勢が、SkyHubをはじめとする取り組みの根底にある。