人物概要
河合秀治は、セイノーホールディングスの執行役員であり、 セイノーラストワンマイル株式会社 の代表取締役社長を務めるイントラプレナーである。トラックドライバーからキャリアをスタートし、社内ベンチャーとしてココネット株式会社を設立。買い物弱者対策を起点に、ラストワンマイル物流の革新を一貫して推進してきた。
経歴
西濃運輸株式会社に入社し、 トラックドライバー として物流の最前線でキャリアを開始した。その後、業務改善プロジェクトなど各種社内プロジェクトを経験する中で、物流のラストワンマイルにおける社会課題に着目するようになる。
2011年、社内ベンチャー制度を活用して ココネット株式会社 を設立し、代表取締役社長に就任。高齢者や買い物弱者への食料品宅配サービスを全国に展開した。以降、セイノーHD執行役員としてラストワンマイル推進チームを統括し、複数の事業会社の役員を兼務してきた。
2024年4月には、ラストワンマイル関連事業を統括する セイノーラストワンマイル株式会社 が新設され、代表取締役社長に就任。ココネットをはじめとするグループ内のラストワンマイル関連企業を束ね、事業の企画・開発からオープンイノベーション、システム開発まで一体的に推進する体制を構築した。
主な実績
2011年のココネット設立以降、 買い物弱者対策 を起点とするラストワンマイル物流の事業を全国に展開してきた。食料品のお届けサービスをはじめ、スパイダーデリバリー、ARUU、 SkyHub など、多様なラストワンマイルサービスをローンチしている。
特にSkyHubは、エアロネクスト社との連携によるドローン配送を核とした 新スマート物流 の構想であり、過疎地域における物流インフラの維持という社会課題に対する具体的な解決策を提示した。2024年のセイノーラストワンマイル設立により、これらの事業を統合的に推進する体制が整った。
思想とアプローチ
河合のアプローチの原点は、 「物流は社会インフラである」 という確信にある。トラックドライバーとして現場を経験した人物だからこそ、届けることの価値と、届かないことの社会的損失を肌で理解している。
「社会課題解決型ラストワンマイル」を標語に掲げ、 収益性と社会貢献の両立 を追求する姿勢が特徴的である。高齢化・過疎化が進む地域において、物流を維持すること自体が地域社会の存続に直結するという問題意識のもと、テクノロジーとオープンイノベーションを活用した持続可能な物流モデルの構築を目指している。