人物概要
中村亜由子は、日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム 「AUBA(アウバ)」 を運営するeiiconの創業者兼代表取締役社長である。インテリジェンス(現パーソルキャリア)のHR領域出身で、社内起業としてeiiconを立ち上げ、2023年にMBOで独立した。25,000社以上が登録するAUBAと、会員2万人超の事業活性化メディア「TOMORUBA」を通じて、日本のオープンイノベーション基盤の構築に取り組んでいる。
経歴
東京学芸大学を卒業後、株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社。 doda編集部 や人材紹介事業部の法人営業など、HR・転職領域で幅広い経験を積んだ。2015年にオープンイノベーションプラットフォーム「eiicon」事業を社内で起案・創業し、2018年にcompany化を実現した。
2023年4月には MBO(マネジメント・バイアウト) を実施し、パーソルグループから独立して株式会社eiiconの代表取締役社長に就任。特許庁のオープンイノベーション促進のためのモデル契約書に関する委員会委員や、総務省のICT SU Leagueの運営委員など、政策面での活動にも携わっている。iU(情報経営イノベーション専門職大学)の教員も務める。
主な実績
最大の実績は、全国25,000社以上が登録する 日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」 を構築したことである。従来の人脈ベースのマッチングではなく、テクノロジーを活用したスケーラブルな仕組みで業種・規模を問わない共創パートナーのマッチングを実現した。
プラットフォーム運営に加え、オープンイノベーション専門メディア「TOMORUBA」の運営も展開。年間60本以上のイベントで講演・モデレートを務め、多くのアクセラレータープログラムのメンター・審査員としても活動している。 共創に関するナレッジの発信とコミュニティ形成 を通じて、日本のオープンイノベーションのエコシステム全体の底上げに貢献している。
思想とアプローチ
中村のアプローチの核心は、オープンイノベーションの「出会い」を属人的なものからテクノロジーで 再現可能な仕組み に変えるという信念にある。HR領域で培った「人と企業をつなぐ」知見を、イノベーション共創の領域に転用した。パーソルグループでの社内起業からMBOによる独立まで、自らがイントラプレナーとして歩んできた経験が、支援の説得力を高めている。
「辛くても歩みを止めなかったのは、絶対に見たい未来があったから」
著書
著書『オープンイノベーション成功の法則 大共創時代の幕開け』(クロスメディア・パブリッシング、2019年)では、AUBAを通じて蓄積された多数の共創事例をもとに、KDDI、メルカリ、JR東日本、富士通、サントリーなど 日本企業によるオープンイノベーションの成功法則 を体系的に解説している。
