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コラム

「新規事業の作り方」は存在しない

事業計画は穴埋め問題ではない。理屈張った整合性よりも、生身の事業としての生存力の方がはるかに大事である

Problem:テンプレートを埋めれば事業が完成するという幻想

「新規事業のつくり方」と聞くと、「どういう手順でやればいいですか?」という問いが真っ先に出てくる。そして期待される回答は「この手順でやれば大丈夫」「このフォーマットをくまなく埋めてください」というものである。大企業の人の多くは真面目で正解を求めるため、筋道立った合理性や、もれなく被りのない一覧表など、わかりやすい形式のハウツーが重宝される。

Affinity:ビジネスモデルキャンバスに頼りすぎた経験

「ビジネスモデルキャンバス」に代表されるようなビジネスモデルのテンプレートは、作者の長年の経験の結晶であり、有効なツールである。しかし、テンプレートを埋めることが目的化してしまうケースは少なくない。フレームワークはあくまで思考の補助であり、それ自体が事業の成功を保証するものではない。

Solution:生存力のある事業を創るための3つの視点

事業計画は穴埋め問題ではありません。「すべてのマスを埋めたら出来上がり」なんてことはなくて、そんなことよりもむしろ、「全体として破壊力があればいい。突破口を突破できていることが大事。理屈張った整合性よりも、生身の事業としての生存力の方がはるかに大事」ということを僕は強調したいです。

引用元: 守屋実(元エムアウト)「NewsPicks

  1. 突破口に集中する: すべての要素を均等に整えるのではなく、事業の核となる「突破口」を見極め、そこに全力を注ぐ
  2. 生存力を重視する: 理屈の整合性よりも、市場で生き残れる事業としての強度を持たせる
  3. 破壊力を問う: 事業計画全体として、既存の市場やルールを変えるだけのインパクトがあるかを自問する

Offer:明日からできるアクションステップ

自社の新規事業企画書を見直し、テンプレートの各項目を埋めることが目的になっていないか点検する。特に「この事業の突破口は何か」「市場で生き残れるだけの強度があるか」という2つの問いに対して、明確に答えられるかを確認してみるとよい。

Narrowing down:こんな人に特におすすめ

  • 新規事業のビジネスプランを作成中だが、フレームワークを埋めることに追われている担当者
  • 社内ビジネスコンテストの審査基準を設計している事務局メンバー
  • 部下の新規事業企画をどう評価すべきか悩んでいるマネージャー

Action:テンプレートを手放す勇気を持とう

フレームワークは思考の補助ツールとして活用しつつ、最終的には「この事業は本当に戦えるか」という本質的な問いに立ち返ることが重要である。まずは手元の事業計画から「突破口」を1つだけ選び、そこにリソースを集中させてみよう。

IntraStar編集部

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