東芝
Toshiba Corporation
日本を代表する総合電機メーカー。40年以上にわたる音声合成技術の蓄積を活かし、エイベックスとのJVで「コエステ株式会社」を設立。社内技術の事業化モデルとして注目される。
企業概要
- 企業名
- 東芝
- 業種
- 電機 / インフラ / デジタルソリューション
- 所在地
- 東京都港区
- 創業
- 1875年
- 公式サイト
- www.global.toshiba/jp/top.html
企業概要
東芝は、1875年に田中久重が創設した田中製造所を源流とする日本有数の総合電機メーカーである。エネルギー、インフラ、電子デバイス、 デジタルソリューション など多岐にわたる事業を展開する。2015年の不正会計問題以降、大規模な構造改革を経ながらも、保有する深い技術力を活かした 新規事業の創出 に取り組んでいる。特にAI・IoT分野のコミュニケーションAI「RECAIUS(リカイアス)」から生まれた声のプラットフォームは、 社内技術の事業化(テックスピンアウト) の事例として注目される。
新規事業への取り組み
40年の音声合成技術 ― RECAIUSの誕生
東芝は 40年以上にわたって音声合成の研究開発 を続けてきた。最盛期には日本のカーナビの約9割が東芝の音声合成技術を採用していたとされる。この膨大な技術・ノウハウの蓄積が、コミュニケーションAI「RECAIUS」として結実した。RECAIUSは音声合成に加え、 音声認識・翻訳・意図理解 などを統合したAIプラットフォームである。
コエステーションの構想と社内起業
2016年、東芝デジタルソリューションズに入社したプロジェクトリーダーの金子祐紀氏が、入社わずか2か月後に 「コエステーション」の構想 を着想した。数か月にわたり経営層へのプレゼンを繰り返し、2017年7月にベータ版をリリース。2018年4月に正式ローンチを迎えた。Twitterでトレンド入りを果たすなど 社会的反響 も大きく、技術シーズ発のBtoC型新規事業として異例の展開を見せた。
主な新規事業・事例
コエステ株式会社 ― エイベックスとのJV
2019年、エイベックスと東芝デジタルソリューションズは、AI・音声合成技術を活用したタレント・著名人の「コエ(声)」の新サービス展開を目的とした 新会社設立の基本合意 を締結。2020年2月に「 コエステ株式会社 」が設立され、東芝からのカーブアウト型事業化が実現した。
出資比率はエイベックスが80.01%、東芝デジタルソリューションズが19.99%で、 エンターテインメント企業が主導し、テクノロジー企業が技術基盤を提供する という異業種JVの構造を採用した。DJ KOO、高柳明音(SKE48)、May J.など著名人の声をデジタル化し、法人向け「コエカタログ」として提供している。
コエステーションのサービス概要
コエステーションは、RECAIUSの音声合成技術を活かし、人の声を デジタル化して「コエ」として登録 できるプラットフォームである。登録した声でテキストを読み上げたり、SNSへの音声投稿が可能。想定されるユースケースは多岐にわたる。
- スマートスピーカー やカーナビを好きなアーティストの声で利用
- 人気キャラクターの声による 教育コンテンツ
- 家族の声を デジタル資産として保存
アプローチと特徴
東芝の新規事業における最大の特徴は、 「ディープテックの事業化」 である。40年以上の研究蓄積を持つ音声合成という高度な技術シーズを、BtoBの受託型ビジネスではなく、BtoCプラットフォームとして再定義した点に独自性がある。
また、事業化にあたって自社単独ではなく、 エンターテインメント業界のエイベックスとJV を組んだ点も示唆に富む。東芝が持つ技術力と、エイベックスが持つタレントネットワーク・コンテンツ流通力という、互いの コアコンピタンスを持ち寄る 構造は、異業種間オープンイノベーションのモデルケースである。「70億人の声をデジタル化する」というビジョンの壮大さもまた、 社内の技術者を鼓舞し、外部パートナーを惹きつける 推進力となった。
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