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イントラプレナー

芦原 幸子

カゴメ
健康事業部 健康サービスグループ 新規事業開発 健康サービス企画 オープンイノベーション

人物概要

芦原 幸子(あしはら さちこ)は、日本を代表する総合食品メーカーであるカゴメ株式会社の健康事業部 健康サービスグループに所属するイントラプレナーである。

「トマトをはじめとする野菜・果実の会社」として100年以上の歴史を持つカゴメにおいて、従来の「食品(モノ)の製造・販売」という強固なビジネスモデルから一歩踏み出し、「健康寿命の延伸」という巨大な社会課題に対して、アプリや他企業との協業を通じたBtoBtoC型の無形ソリューション(コト)事業の創出に取り組んでいる。

経歴・実績

2002年にカゴメに入社。長年は営業担当や人事部門としてのキャリアを歩んだ。人事部門では、全社的な人事制度の開発および運営業務に10年以上にわたって携わり、「社員のモチベーションやキャリア形成」といった組織課題に深く向き合った。海外生活を経験し、また国家資格であるキャリアコンサルタントの資格も取得するなど、「人」の成長とウェルビーイングに対する専門性を磨いてきた。

その後、新規事業開発部を経て、現在の健康事業部へと着任した。多様な部署による広範な社内ネットワークと、人事として培ったコミュニケーションのノウハウを武器に、未経験の領域であったデジタルヘルス・新規事業開発の分野で存在感を発揮している。

現在の職務・プロジェクト

健康事業部における主力プロジェクトの一つである「ナトカリ」事業などを担当している。

「ナトカリ」は、日本の深刻な健康課題の一つである高血圧の予防を目的とした取り組みである。「ナトリウム(塩分)」の摂取を控え、「カリウム(野菜などに多く含まれる)」の摂取を促すという生理的メカニズムに基づき、カゴメが蓄積した栄養学的ナレッジ(知見)を独自の健康増進アプリや教育コンテンツとして体系化した。

芦原は、自社の強みである「野菜の持つ健康価値」をアプリというデジタルの器に乗せ、さらに他企業との協業(オープンイノベーション)を通じて、企業の健康経営支援というBtoB市場や、その先の従業員・消費者(C)へと届けるビジネスモデルの構築と拡販を推進している。単にアプリを開発するだけでなく、「なでしこ学生サミット」でのパネリスト登壇や、健康サービスに関するコラム監修、セミナー等での情報発信を通じ、プロジェクトの認知拡大にも努めている。

思想とアプローチ

芦原のアプローチの強みは、「モノからコトへ」のサービス転換において、ユーザー(生活者)一人ひとりの心理的ハードルをどれだけ下げられるかという視点にある。

健康になるための行動変容を強制する手法ではなく、誰もが「楽しく、無理なく、前向きに」取り組めるサービスの設計を重視している。これは、長年の人事経験やキャリアコンサルタントとして「人の心の内面」に寄り添ってきた経験に裏打ちされたものである。大企業における新規事業開発は「事業のロジック」が先行しがちだが、芦原は「最終的に使う人の血の通った体験デザイン」を中心軸に据えることで、カゴメらしい健康サービスの実装を実現している。

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