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経営者

藤田 晋

サイバーエージェント
サイバーエージェント代表取締役会長 / AbemaTV代表取締役社長

人物概要

藤田晋は、1998年に 24歳サイバーエージェントを創業し、設立からわずか2年で上場を果たした日本を代表する起業家である。あした会議を考案して新規事業の量産体制を構築し、自らABEMAという年間数百億円規模の投資を伴う巨大事業を牽引。2025年にABEMAの四半期黒字化を達成し、 10年越しの賭け を勝利に導いた。2025年12月には代表取締役会長に就任している。

経歴

藤田は福井県出身で、青山学院大学経営学部に進学。大学時代にベンチャー企業でのアルバイトを経験し、「すごい会社を創りたい」という志を抱く。卒業後、人材会社インテリジェンス(現パーソルキャリア)に就職するも、わずか1年で独立。1998年にサイバーエージェントを設立し、 26歳 で東証マザーズに上場して当時の最年少上場記録を更新した。

創業期のインターネット広告代理事業から、ブログ「Ameba」、スマートフォンゲーム、そしてインターネットテレビ「ABEMA」へと事業ドメインを大胆に拡張。自社の成功体験に固執せず、次世代の市場へ資源を投下し続ける経営スタイルを貫いてきた。2025年12月には社長職を山内隆裕に譲り、代表取締役会長としてグループ全体の戦略を担っている。

主な実績

藤田が考案した あした会議 は、役員がメンバーを選んで1泊2日の合宿で新規事業を決定する独自の会議体であり、トップダウンの意思決定スピードとボトムアップの現場感覚を融合させた仕組みとして知られる。この会議から生まれた事業は数十社に及び、サイバーエージェントの「 多産多死」型の新規事業エコシステムの原動力となっている。

最大の挑戦はABEMAへの投資である。テレビ朝日との共同出資で2016年に開始し、年間数百億円の赤字を計上しながらも投資を継続。2025年に四半期黒字化を達成し、「インターネットテレビ」という市場の創出に成功した。撤退基準( CAJJ制度 等)を明確にし、失敗を「制度のせい」にして再挑戦できる環境を整えたことも、組織的な新規事業創出を可能にした要因である。

思想とアプローチ

藤田の経営哲学の核心は「 勝率の計算と撤退基準の徹底」にある。一見大胆な投資を行う起業家に見えるが、その実体は極めて冷徹に勝率を計算し、失敗を許容しつつも失敗から目を逸らさない仕組みを構築する経営者である。ABEMAへの10年規模の投資を支えたのは、既存事業のキャッシュカウと、周囲の雑音を遮断するWill(意志)の強さだった。

「新規事業を成功させるために最も重要なのは、優れたアイデア以上に、失敗を許容し、なおかつ失敗から目を逸らさない仕組みを作ることだ」

著書

起業からの軌跡を赤裸々に綴った『渋谷ではたらく社長の告白』と、ABEMA立ち上げまでの苦闘を描いた『起業家』の2冊を幻冬舎から出版。いずれもベストセラーとなり、起業を志す若者に多大な影響を与えている。

藤田 晋の名言

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