人物概要
樋口雄哉は、NECのデジタルプラットフォームビジネスユニット 生体認証・映像AI事業部門において、 分散型IDビジネス開発グループ でWeb3領域の新事業を推進するイントラプレナーである。ブロックチェーンを活用した証跡管理プラットフォーム、生体認証技術によるデジタルID管理、秘密計算ソリューションなど、 データトラスト を軸とした事業群を統括している。
経歴
NEC入社後、生体認証技術を核とする新規事業の開発に従事してきた。Web3時代への移行が進むなか、データの信頼性・透明性・トラストが不可欠であるという課題認識のもと、ブロックチェーンと生体認証を組み合わせた 分散型ID事業 の立ち上げに注力した。
Web3コミュニティの形成にも積極的で、NEC本社でリアルイベントを開催するなど、 社内外のWeb3エコシステム構築 に尽力している。
主な実績
最も象徴的な取り組みは、 BluStellar Communities for Web3 の運営である。グローバル企業が集う共創コミュニティとして、「気軽に実験できる場」「解決すべき課題」「使うべき技術」の3つを提供し、Web3の社会実装を加速させている。
2025年の大阪・関西万博では、パビリオンにおける 顔認証クレデンシャル技術 の提供を実現した。また、ダイキンとの協業でBtoBメタバース研修を開始するなど、Web3技術の産業応用を具体的なビジネスへとつなげている。IISEとの共同研究によるファン活動領域の調査なども手がける。
思想とアプローチ
樋口のアプローチの核心は、 「パートナーシップによる価値創造」 にある。一社で完結する時代は終わったと明言し、NECの技術資産と他社のアセットを掛け合わせることで新たな価値を生むという共創型の事業開発を実践している。
2025年を 「Web3社会実装元年」 と位置づけ、2023年から続けてきたシードプランティング、顧客インタビュー、MVP開発の知見を実際の社会課題に接続するフェーズに移行している。現在最も注目しているのはマーケティング領域であり、Web3の黎明期におけるサービスの勃興を見据えた事業展開を進めている。