人物概要
平松葉月は、青山商事のリブランディング推進室長・執行役員として、コロナ禍で急変するビジネスウェア市場において 洋服の青山のブランド再定義 を主導した人物である。グラフィックデザイナーからクリエイティブ兼マーケターへと転身した異色の経歴を持ち、マーケティングの概念を社内に根づかせた。
経歴
大阪府出身。1996年に甲南大学文学部を卒業した後、2002年に創造社デザイン専門学校視覚デザイン科を修了した。グラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートさせ、その後 クリエイティブ兼マーケター へと領域を拡大した。
2019年10月に青山商事へ入社し、リブランディング推進室副室長に就任した。コロナ禍でスーツ市場が急激に縮小する中、ビジネスウェア事業の変革を担った。2022年10月には 執行役員・リブランディング推進室長 に昇格し、経営レベルでのブランド戦略を推進した。2023年6月に執行役員の任期を満了し退任。同年8月には株式会社キャントウェイトを設立している。
主な実績
在任中、青山商事のリブランディング戦略を二軸で推進した。第一の軸は マーケティングの概念を社内に根づかせる こと、第二の軸は 未来の売上につなげるためのリブランディング であった。就活市場における「とりあえずスーツ」という慣習に切り込み、社会課題解決型のリブランディング施策を展開した。
具体的には、SNSフォロワー数を 約8倍 に拡大した「10円シャツ」施策などが話題となった。従来のスーツ販売に依存したビジネスモデルからの脱却を図り、デジタルマーケティングとブランドコミュニケーションの刷新を推進した。
思想とアプローチ
「現状打破こそが役割」 ――平松はこの信念を公言している。デザイナー出身ならではの視覚的な感性とマーケターとしての戦略思考を融合させ、組織の内側からブランドの再定義を推し進めた。宣伝会議のインタビューでは「自分にしかできないことで世の中を変えたい」と語っている。