人物概要
菅野龍彦は、アーキタイプ株式会社の代表取締役およびArchetype Venturesの代表を務める人物である。1989年に電通に入社し、1994年からインターネットビジネスの領域に携わった後、2006年にアーキタイプを設立。 VC投資の実務経験に基づく知見 を大企業のイノベーション投資に移植するアプローチで、CVCの設立・運営支援を統括している。
経歴
1989年に株式会社電通に入社し、コーポレートコミュニケーション業務に従事した後、1994年からインターネットビジネス領域へ転身した。日本におけるデジタルビジネスの黎明期から最前線で活動し、 テクノロジーと事業創造の接点 に関する豊富な知見を蓄積した。
2006年5月、ITセクターのシード・スタートアップ向けベンチャーインキュベーションと、IT課題を抱える企業への戦略コンサルティングを手がけるアーキタイプ株式会社を設立し代表取締役に就任。2013年12月にはArchetype Venturesを設立し、B2B領域に特化したSeed/Early StageのVCとして活動を開始した。
主な実績
Archetype Venturesは設立以来4つのファンドを通じて 約240億円を運用 し、約60社のスタートアップに出資してきた。B2Bテクノロジー領域に特化した投資戦略で、有望なスタートアップの発掘と育成に成果を上げている。
アーキタイプでは、大企業に特化した新事業創出プログラムを提供し、CVC運営を投資基準・ソーシング・協業推進といった 再現可能なフレームワーク として体系化している。自社でVC投資を行いながら大企業のCVC支援も手がけるという両面からのアプローチにより、「投資して終わり」ではなく投資先との協業から戦略リターンを生み出すまでを一貫して伴走する体制を構築した。
思想とアプローチ
菅野のアプローチの核心は、 自らVCとして投資判断を行ってきた実務経験 に基づく点にある。大企業のCVC運営においてありがちな「形だけの投資」を避け、投資先との協業から本業への戦略的リターンを実現するまでのプロセスを重視する。大企業の新事業創出にはスタートアップとは異なる方法論が必要であり、投資機能を持つからこそ実現できる伴走型支援を追求している。
「CVCは投資するだけでは意味がない。投資先との協業から戦略リターンを生み出し、本業のイノベーションにつなげてこそ、大企業がVCを持つ価値がある」