人物概要
加藤憲博(かとう のりひろ)は、ビルメンテナンス大手大成株式会社の代表取締役社長兼CEOである。2021年に代表取締役副社長として アバター警備ロボット「ugo TS」 の商用化を推進し、2023年6月に社長に就任。警備業界の深刻な人手不足に対し、ロボットと人間のハイブリッド警備という新たなモデルを打ち出している。
経歴
1980年12月生まれ。2012年に大成株式会社に入社し、執行役員、取締役、専務取締役、代表取締役専務と 短期間で経営の中枢 へと昇進した。2021年に代表取締役副社長執行役員に就任し、ugo社との共同開発によるアバター警備ロボット事業の陣頭指揮を執った。2023年6月に代表取締役社長兼CEOに就任し、DXを軸とした経営改革を推進している。
主な実績
最大の実績は、ugo株式会社と共同開発した 「ugo TSシリーズ」 の本格商用化である。ugo TSは、エレベーターのボタンを自ら押して階間移動が可能な「垂直移動」機能を備えた画期的な警備ロボットであり、既存のエレベーター設備を改修することなく導入できる点が特長である。
品川シーズンテラスでの実証実験では、 ugo TSロボット2台で警備員4名分 の業務を代替できることを確認。立哨警備と巡回警備の両方に対応し、遠隔操作によるアバター機能も搭載している。加藤は、今後20年で日本の労働人口が約1,479万人減少する予測を踏まえ、 ロボットと警備員の協働 による新しい警備オペレーションの確立を推進した。
思想とアプローチ
加藤の判断は明確で、ビルメンテナンス業界におけるロボット活用は 「やるかやらないか」ではなく「いつやるか」 の問題だと捉えている。清掃・警備・設備管理は労働集約型であり、人手不足は構造的に避けられない。副社長時代からugo TSの導入を推し進め、社長就任後はDXを経営の柱に据えた。