人物概要
山口正智は、 株式会社ベルテクス・パートナーズ の代表取締役として、大企業の新規事業開発を伴走型で支援する専門家である。2015年に同社を創業し、大手外資系コンサルティングファーム出身者と事業会社出身者による「 ハイブリッド・プロフェッショナル集団」を組織化した。個別のメンタリングとイノベーション管理ツール「Innovation Toolbox」の両輪で、新規事業開発の再現性を高めるアプローチを推進している。
経歴
大手外資系コンサルティングファームでの経験を経て、2015年7月に 株式会社ベルテクス・パートナーズ を設立し代表取締役に就任した。「クライアントの真のパートナーとして共に成長する」を企業理念に掲げ、戦略策定から実行までを一貫して支援する実践型コンサルティングファームを構築した。
ファームの特徴は、大手外資系コンサルティングファーム出身者と大手・新興企業出身者の ハイブリッド型の人材構成 にある。戦略の策定だけでなく、実行フェーズまで伴走することで、コンサルティング業界における「戦略を作って終わり」という構造的な課題に挑戦してきた。
その後、事業領域をエンターテインメント分野にも拡張し、2023年には ベルテクス・エンターテインメント を設立。事業共創と新規事業プロデュースの実践を通じて、支援の幅を広げている。
主な実績
ベルテクス・パートナーズの創業以来、 大手産業リーダー企業や新興企業 の戦略策定から成果創出までを数多く手がけてきた。特に新規事業創出とイノベーション推進の領域で豊富な実績を持ち、アクセラレータープログラムやビジネスコンテストの企画・運営支援も行っている。
自社開発のイノベーション管理ツール 「Innovation Toolbox」 は、新規事業開発のナレッジを個人ではなく組織に蓄積するための基盤として設計されている。伴走支援の現場で培った実践知をツールに反映し、ツールの活用データを支援に活かすという循環が、再現性と質の向上を支えている。
米国のHRテクノロジー・スタートアップ AccuChain への出資など、海外スタートアップへの投資を通じたグローバルなイノベーションエコシステムとの接続にも取り組んでいる。
思想とアプローチ
山口の思想の核心は、新規事業開発を 「属人」から「組織の仕組み」に変える ことにある。新規事業が担当者個人の力量に依存し続ける限り、組織としての学習サイクルは回らない。ナレッジを個人ではなく組織に蓄積する基盤をつくることが、事業創出の再現性を高める鍵だと説く。
「コンサルティング会社のあり方が変化しつつある。情報の非対称性が価値になるビジネスから、実行系のビジネスへの転換がポイントだ」
新規事業では、調査・リサーチ、アイデア創出、事業・戦略策定などの 機能を満たすチーム編成 が不可欠であり、失敗の経験を知って予測し、事前に対応策を準備することで成功の確度を上げられるという実践的な視点を持つ。戦略と実行を分断しない「真のパートナー」としての伴走支援が、ベルテクス・パートナーズの根幹にある。