概要:飲料事業の周辺から新市場を拓く社外協業設計
TAMAGO ACTION! は、アサヒ飲料が2023年に立ち上げた新規事業創出の社外協業プラットフォームだ。社員が自由にビジネスアイデアを発案し、それを実現するための社外パートナー企業と組み合わせる設計が特徴的で、事業化支援をUNIDGEが担当している。
アサヒ飲料が掲げる3つのマテリアリティ——「健康」「環境」「地域共創」——を軸として、飲料事業の周辺領域に新しい価値を生み出すことを目的とする。単なる社内ビジネスコンテストではなく、応募ではなく「共創」を前提にした設計が、既存プログラムとの差別化点だ。
第1サイクルの流れと成果
2024年6月から協業候補の企業募集と事業ディスカッションを開始し、2024年8月〜2025年2月にかけてPoC相当の共同検証フェーズに入った。アサヒ飲料が持つブランド力・全国の販売チャネル・研究開発基盤を社外企業の技術・アイデアと組み合わせ、市場仮説を実証する期間となった。
2025年2月17日の最終審査では複数案が通過し、うち2テーマが事業化検討の加速フェーズへ移行した。 具体的な事業内容は非公表だが、マテリアリティに沿った内容であることが公表資料から確認できる。
社内起業との接点
TAMAGO ACTION!は、社員が事業の起案者になる点でイントラプレナーシップ文化の醸成手段でもある。既存の飲料事業と完全に切り離された「別会社」ではなく、アサヒ飲料のアセットを武器に使える点が社員にとってのハードルを下げる工夫になっている。社外のアセットを引き込むことで、社内だけでは解決しにくい技術・ノウハウのギャップを埋める構造だ。