概要
J-Startup 第5次選定は、2025年3月13日に経済産業省が発表したスタートアップ支援の選定結果である。新たに31社が選定され、累計選定企業数は272社に達した。
社長の平均年齢は34.0歳で、J-Startup開始(2018年)以来の過去最年少となった。業歴は平均5.7年で、シード・アーリー期の創業期スタートアップも複数含まれている。
選定企業の傾向——宇宙・ディープテック重視
事業領域別では宇宙が8社で最多、続いてバイオ・ヘルスケア6社、製造4社、環境3社と続く。ディープテック領域の合計は21社で全体の約68%を占めた。
資金調達規模(公表ベース)では10〜20億円が最多(8社)で、20〜50億円が6社、50億円以上が4社。一方でエクイティ調達10億円未満の企業も複数含まれており、大型調達済みの企業に限らない選定姿勢が見て取れる。注目企業として、無線給電スタートアップのエイターリンクが選定された。
支援内容と意義
選定企業は経済産業省・JETRO・NEDOの3機関が連携した集中支援を受ける。海外展開・研究開発・規制改革対応が主な支援軸で、単一プログラムではなく複数機関が同時に動く体制が特徴だ。
若い世代の創業者と、宇宙・バイオ・製造・環境のハードテック領域という組み合わせは、日本のスタートアップエコシステムが次のフェーズに入ったことを示している。
参考文献・公式リンク
- 経済産業省「J-Startup」公式サイト — https://www.j-startup.go.jp/
- 帝国データバンク J-Startup第5次選定分析レポート(2025年3月)