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制度・プログラム事例

スタートアップ育成5か年計画(経産省エコシステム推進事業)

経済産業省
その他 運営中
制度・プログラム概要
運営企業
経済産業省
種別
その他
開始年
2022年
状態
運営中
主な成果
スタートアップエコシステム拠点都市選定, スタートアップM&Aガイダンス(2026年5月), スタートアップ総力創出パッケージ(2026年5月)
公式サイト
www.meti.go.jp/policy/newbusiness/index.html

History & Evolution

2022年11月28日

スタートアップ育成5か年計画 閣議決定

3本柱(人材・ネットワーク構築、資金供給強化・出口戦略多様化、オープンイノベーション推進)を一体的に推進する国家計画を閣議決定。

2024年度

スタートアップのグローバル化強化事業(約44億円)実施

令和6年度予算にてグローバル展開支援事業を約44億円で実施。海外VCや企業との連携を促進。

2025年度

スタートアップエコシステム拠点都市(第2期)選定

地域の産業特性とスタートアップの実情を踏まえ、第2期の拠点都市を選定。ハンズオン支援等を新たに実施。

2026年5月20日

スタートアップ総力創出パッケージ 発表

スケールアップ、ディープテック支援、地域スタートアップ育成の新3本柱を盛り込んだ「スタートアップ総力創出パッケージ」を政府が発表。

2026年5月21日

スタートアップM&Aガイダンス 公表

経産省がスタートアップのM&Aを促進するためのガイダンスを公表。大企業によるスタートアップ買収の促進・円滑化を目指す。

概要

2022年11月28日に閣議決定された「スタートアップ育成5か年計画」は、日本のスタートアップ生態系を抜本的に強化することを目的とした国家的な政策パッケージだ。経済産業省がエコシステム推進の中核を担い、大企業とスタートアップの共創(オープンイノベーション)を制度・資金・人材の面から後押しする。

3本柱として①人材・ネットワーク構築、②資金供給強化・出口戦略多様化、③オープンイノベーション推進を掲げる。大企業にとっては、社内起業(イントラプレナー)の出口としてスタートアップ連携や買収を活用しやすくなる環境整備でもある。

成果と現在地

2025年の実績では、スタートアップが生み出した創出GDPの直接効果が13.66兆円(名目GDP比約2%)、間接波及を含めると25.69兆円(同約4%)に達し、雇用創出数は59万人を記録した。 これは前年比15%増のペースであり、計画が着実に経済インパクトへ結びついていることを示す。令和6年度(2024年度)には「スタートアップのグローバル化強化事業」に約44億円を投じ、海外VCや企業との連携強化を推進した。

2026年の転換点:新3本柱とM&Aガイダンス

2026年5月20日、政府は「スタートアップ総力創出パッケージ」を発表し、次のフェーズに向けた新3本柱を打ち出した。①スタートアップのスケールアップ、②ディープテック・スタートアップ支援、③地域経済を担うスタートアップ育成、という構成だ。同時に2026年5月21日に公表された「スタートアップM&Aガイダンス」は、大企業がスタートアップを買収しやすくする指針を整備したもので、CVC投資や合弁に続く新たな共創の出口戦略を制度面から支援する。

「スタートアップ総力創出パッケージ」では、スケールアップ・ディープテック・地域の3軸を新たな重点領域として設定し、引き続きエコシステムの強化を図る。

内閣府 スタートアップ総力創出パッケージ(2026年5月)

イントラプレナーシップとの接点

この政策はスタートアップ支援にとどまらず、大企業内のイントラプレナーが外に出る際の「着地環境」を整備するという側面も持つ。スピンアウト後の資金調達・M&A出口・拠点都市でのエコシステム参加といったパスが整備されることで、社内新規事業から独立を選ぶハードルが下がる。「育成5か年計画」が目指すのは、大企業と新興企業の間の人材・知財・資本の流動性を高めた「混ざり合うエコシステム」だといえる。

関連項目

参考文献・出典

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