Pegasus Tech Ventures
Pegasus Tech Ventures
米シリコンバレーを拠点に「Venture Capital as a Service(VCaaS)」モデルを展開するベンチャーキャピタル。日本の大企業を含むグローバル企業数十社のCVCを共同運用し、Anthropic・xAI・SpaceXなどのAI/ディープテック領域への投資で知られる。
企業概要
- 企業名
- Pegasus Tech Ventures
- 業種
- ベンチャーキャピタル / CVC運用
- 所在地
- 米国カリフォルニア州サンノゼ
- 創業
- 2011年
- 公式サイト
- pegasustechventures.com
企業概要
Pegasus Tech Ventures は、米シリコンバレーを拠点とするベンチャーキャピタル。創業者の Anis Uzzaman 氏(CEO)が掲げる 「Venture Capital as a Service(VCaaS)」 モデルが特徴で、自社単独のファンドではなく、グローバルの事業会社(コーポレート)と共同でCVCファンドを設立・運用する。
クライアント企業は日本の大企業を中心に世界数十社にのぼり、ソフトバンク、ホンダ、伊藤忠、セガサミー、ジャパネットホールディングスなどがパートナーとして公開されている。日本企業とシリコンバレースタートアップを接続する 「橋渡し」専業VC として独自のポジションを築いている。
VCaaS モデルの特徴
通常、CVCは事業会社が単独で運営するか、外部VCに委託するかの二択だが、Pegasus Tech Ventures は 「事業会社とVCの共同運用」 という第三のモデルを提供している。
- 投資判断はPegasusの専門VCチームが主導
- 事業会社は資金提供 + 戦略テーマの設定で関与
- 投資先スタートアップとの事業連携機会は事業会社が活用
このモデルにより、CVC運営経験の浅い大企業でも、シリコンバレーの最先端ディールにアクセスできる。
注目される投資実績
Pegasus Tech Ventures が運用する複数のCVCを通じて、近年注目された投資先に以下が含まれる:
- Anthropic(生成AI、Claude シリーズ開発)
- xAI(Elon Musk 設立、汎用AI研究)
- SpaceX(宇宙輸送)
- その他: 自動運転、宇宙、ヘルステック、フィジカルAI領域のスタートアップ多数
これらは、本業がAIや宇宙テックと直接関係しない日本企業がCVCを通じて投資している事例として、大企業新規事業界で注目を集めている。
日本市場での位置付け
Pegasus Tech Ventures は 「日本企業のシリコンバレー投資窓口」 として独自の立ち位置を築いており、CEO Anis Uzzaman 氏自身が日本での講演・著作活動を継続的に行っている。著書『シリコンバレーの一流投資家が教える 起業の教科書』は日本でも翻訳出版されている。
日本の大企業がシリコンバレーのディールフローにアクセスする選択肢として、自社単独でのCVC設立、外部VCへのLP出資、PEGASUSのような共同運用VCへのコミット——という3パターンが定石化しつつある。
2026年4月アップデート:AUM $2B、Japanetファンドの $200M 拡張
2026年4月21日、PegasusはジャパネットHDとのCVCファンドを$50Mから$200M(4倍)に拡張すると正式発表した。ジャパネットHDが引き続き唯一のLP(100%出資)として資金を提供し、Pegasusが投資業務を担う体制は変わらない。
Pegasus全体では、約40ファンドを運用し、総運用資産(AUM)は約20億ドル($2B)、累計投資先は約290社に上る(2026年4月時点、Business Wire公表値)。ジャパネットとの4年にわたるパートナーシップにおいて、Anthropicへの早期投資によるペーパーゲイン(設立時評価額約5億5,000万ドル → 2026年4月時点の公表評価額約3,800億ドル)が今回の規模拡張を裏付けた主要実績とされる。
2026年以降の新規投資テーマにはフィジカルAI(Physical AI)と宇宙技術(Space Tech) が明示的に追加された。生成AI・AGIに加え、現実世界を動かすAIアプリケーションと宇宙インフラ分野でのディールフロー構築を優先する方針だ。日本の大企業がPegasusを通じてフロンティア投資にアクセスする事例は今後も増加するとみられる。
関連項目
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