Wiki by IntraStar
事業事例

SUNTORY+ ― サントリー食品が仕掛けた法人向け健康経営支援サービス

サントリー食品インターナショナル株式会社
ヘルスケア / デジタルサービス #ヘルスケア #デジタル #健康経営 #社内起業
事業・会社概要
事業会社
サントリー食品インターナショナル株式会社
業界
ヘルスケア / デジタルサービス
開始年
2020年
本社
東京都港区
サービスサイト
www.suntory.co.jp/softdrink/suntoryplus
コーポレートサイト
www.suntory.co.jp

History & Evolution

2018

100年ライフプロジェクト発足

サントリーが中長期的な社会課題解決に向けて「100年ライフプロジェクト」を立ち上げ

2020

SUNTORY+ローンチ

2020年7月にサントリー食品インターナショナル初の大規模デジタルプロダクトとして提供開始

2022

導入企業300社突破

サービス開始から約2年で導入企業数が300社を超える

2024

導入企業1,000社突破

リリースから約3年半で1,000社を突破。チーム規模も10社・9部門・100人超に成長

2025

5周年・1,300社突破

サービス開始5周年を迎え、導入企業数は1,300社を超える

課題・背景

「健康経営」は企業の経営課題として定着しつつあったが、 多くの企業は「何から始めればよいかわからない」状態にあった 。健康診断の実施や産業医の配置といった法定対応は行っていても、従業員の日常的な健康行動を促す仕組みを持つ企業は少なかった。

既存の健康経営支援サービスは導入コストが高く、 中小企業には手が届きにくい という構造的な課題があった。また、健康アプリは個人向けが主流であり、企業単位で従業員の健康意識を可視化・管理できるプラットフォームは限られていた。

取り組みの経緯

サントリーは2018年に 「100年ライフプロジェクト」 を発足し、「健康で、前向きに、自分らしく生き続けたい」と願う人々をサポートする企業を目指す中長期ビジョンを掲げた。このビジョンのもと、飲料事業の枠を超えた新たな価値提供が模索された。

SUNTORY+の開発を主導したのは 赤間康弘氏 である。赤間氏は任天堂で数々の名作ゲームや新サービスに携わった経歴を持ち、サントリーに参画後、 ゲーミフィケーションの知見を健康行動の習慣化に応用 するというコンセプトを推進した。2020年7月、サントリー食品インターナショナル初の大規模デジタルプロダクトとしてSUNTORY+はローンチされた。

「サントリー初の大規模デジタルプロダクト。異例づくしの新事業の仕掛け人」

――Incubation Inside

サービス概要

SUNTORY+(サントリープラス) は、企業の健康経営を 無償で サポートする法人向けサービスである。導入企業の従業員は専用スマートフォンアプリを通じて、体脂肪・血圧・血糖値・コレステロール管理に関連する約60種類の健康行動タスクに取り組む。

タスクは 「超低ハードル」 に設計されている。「朝起きたら水を1杯飲む」「階段を使う」といった、誰でもすぐに始められる小さな行動が中心である。週3日以上タスクを実践するとポイントやクーポンが貯まり、 職場の自販機で健康飲料と交換 できる仕組みである。

管理者向けには 「SUNTORY+ Navi」 を提供し、アプリ利用状況や歩数データをリアルタイムで確認可能。ウォーキングイベント 「アルコフェス」 などの組織横断型の健康施策も展開している。

成果と現状

SUNTORY+は急速に導入企業数を拡大した。サービス開始から約2年で 300社 、3年半で 1,000社 、5年で 1,300社超 の導入を達成。1か月継続率は 84% と高く、利用者の 88% が健康意識の向上を実感していると報告されている。

事業体制も10社・9部門・ 100人超のチーム にまで成長した。飲料メーカーが自販機ネットワークを活用してヘルスケア事業を展開するという、 既存アセットを最大限に活かした新規事業モデル として注目されている。

この事例から学べること

第一に、「超低ハードル」の行動設計が習慣化の鍵であるという点である。 健康行動の最大の敵は「続かないこと」だが、SUNTORY+は1つのタスクを極限まで簡単にすることで、行動変容の第一歩を踏み出させることに成功した。

第二に、既存の物理アセット(自販機)がデジタルサービスの差別化要素になるという点である。 全国に展開する自販機ネットワークを「健康行動のインセンティブ装置」に転換した発想は、飲料メーカーならではの強みであり、純粋なアプリ事業者には模倣できない。

第三に、異業種出身者がもたらす非連続なイノベーションの価値である。 元任天堂のゲームクリエイターという異色の経歴を持つ赤間氏の参画が、飲料メーカーの常識にとらわれないUX設計を可能にした。多様な人材の登用が、大企業の新規事業を加速させる典型例である。

関連項目

成功の鍵

1

「超低ハードル」の行動設計

「朝起きたら水を1杯飲む」レベルの簡単なタスクで、行動変容の第一歩を極限まで下げた

2

自販機連携によるインセンティブ設計

タスク達成で職場の自販機で使えるクーポンやポイントを提供し、飲料事業とのシナジーを実現

3

元ゲームクリエイターによるUX設計

任天堂で名作ゲームに携わった赤間康弘氏が、ゲーミフィケーションの知見を健康行動の習慣化に応用

おすすめ書籍

このサイトは生成AIによる情報収集をベースに作成されています。
本ページの情報に誤りがある場合があります。
修正についてご報告いただければ、随時修正対応いたします。

情報の修正・追加を提案する
登録して新規事業の最新情報を受け取る
NEWSLETTER

IntraStar NEWS

新規事業の事例・セミナー情報・スタートアップの資金調達情報を ほぼ毎週お届け。1,200名超のイントラプレナーが読んでいます。

Powered by Substack ・ いつでも配信停止できます