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事業会社

キヤノンマーケティングジャパン

Canon Marketing Japan Inc.

キヤノン製品の国内マーケティング・販売を担うキヤノングループの中核企業。社内起業プログラム「Canon i Program」やイノベーションアカデミーを通じて、カメラ・プリンターの枠を超えた新規事業創出に取り組んでいる。

企業概要
企業名
キヤノンマーケティングジャパン
業種
IT / オフィスソリューション
所在地
東京都港区
創業
1968年
公式サイト
corporate.jp.canon

企業概要

キヤノンマーケティングジャパン株式会社(キヤノンMJ)は、キヤノン製品の国内マーケティング・販売を担う キヤノングループの中核企業 である。1968年にキヤノン事務機販売として設立され、2006年に現社名に変更。カメラ・プリンター・複合機の販売にとどまらず、ITソリューション、セキュリティ、BPOサービスなど、事業領域を拡大してきた。近年は社会課題の解決を起点とした 新規事業開発 に注力している。

新規事業への取り組み

Canon i Program:社内起業プログラム

キヤノンMJグループは、 2017年 から社内起業プログラム 「Canon i Program」 を実施している。これまでに約 150名 の社員が参加し、新規事業の種を探索してきた。社内選考を通過したチームには事業開発アクセラレーターが伴走し、 3か月で最終選考 に挑む仕組みである。

プログラムの特徴は、外部のスタートアップ支援の知見を取り入れた アクセラレーター型 の伴走支援にある。社内の論理だけでなく、市場の声を直接聞きながら事業案の精度を高めていくプロセスが組み込まれている。

ヘッテッテ:頭痛対策支援アプリ

Canon i Programから生まれた具体的な成果が、頭痛セルフケア支援アプリ 「ヘッテッテ」 である。「頭痛じゃない日を変えていく」をコンセプトに、慢性的な頭痛に悩む人々の日常に寄り添い、 頭痛セルフケアの習慣化 をサポートするスマートフォンアプリとして開発された。2025年2月からベータ版の提供を開始している。

カメラやプリンターとは無縁のヘルスケア領域への参入は、Canon i Programが既存事業の延長線上ではなく、 社員個人の課題意識 を起点とした事業探索を可能にしていることを示す好例である。

イノベーションアカデミー

Canon i Programと並行して、キヤノンMJは社員の創造力を底上げする教育プログラム 「イノベーションアカデミー」 を運営している。アート思考デザイン思考を活用した各種ワークショップや、より実践的なアウトプットを行うプログラムを展開し、繰り返し学習・訓練することで スキルとマインドの両面 を向上させる。

R&B推進センター

キヤノンMJグループは、未来志向の取り組みとして 「R&B(Research & Business Development)推進センター」 を設立している。社会課題を解決する新規事業の創出を目的とし、スタートアップ、教育機関、行政との オープンイノベーション を推進している。

アプローチと特徴

キヤノンMJの新規事業創出は、 「育てる仕組み」の重層化 に特徴がある。Canon i Programで事業案を発掘し、イノベーションアカデミーで人材の底上げを図り、R&B推進センターで外部連携を推進する。この三層構造により、新規事業創出の 再現性 を高めている。

「社内アクセラレーターが、新規事業創出の再現性を生み出す」

――bridge「キヤノンマーケティングジャパン」

販売会社という出自ゆえに、キヤノンMJには自社の製造技術を持たないという制約がある。しかし逆に、 顧客との接点と課題理解 という強みを活かし、技術ありきではなく「誰のどんな困りごとを解決するか」から出発する事業開発が可能になっている。

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