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事業会社

伊藤忠テクノソリューションズ

ITOCHU Techno-Solutions Corporation

伊藤忠グループのSIer大手。AIオンデマンド交通やMaaSなど、自治体の地域課題を起点とした新規事業を自ら創出し、ITインフラの提供者から社会課題の解決者への転換を図る。

企業概要
企業名
伊藤忠テクノソリューションズ
業種
情報技術 / システムインテグレーション
所在地
東京都港区
創業
1972年
公式サイト
www.ctc-g.co.jp

企業概要

伊藤忠テクノソリューションズ(通称CTC)は、 1972年に創立 された伊藤忠グループのシステムインテグレーション大手である。クラウド、AI、サイバーセキュリティなどのITソリューションを幅広く展開し、 連結売上高は7,282億円 (2025年3月期)に達する。従業員数はグループ全体で約12,000名を擁する。

ITインフラの構築・運用を主力としてきた同社が、近年注力するのが 自治体の地域課題を起点とした新規事業 の創出である。AIオンデマンド交通やMaaS(Mobility as a Service)など、テクノロジーを社会実装する領域で独自の事業モデルを構築しつつある。

新規事業への取り組み

CTCの新規事業は、従来のSI(システムインテグレーション)ビジネスとは異なるアプローチを取る。顧客企業のシステム構築を受託するのではなく、 自ら事業オーナーとなって社会課題を解決する モデルへの転換を図っている。

その象徴が 「ふるさと共創イニシアティブ CLoV(クローヴ)」 である。CLoVは地方自治体が抱える交通、介護、観光などの課題に対して、AIやデータ分析の技術を活用したソリューションを提供するプラットフォームである。SIerとしての技術力を、自治体との共創による新規事業に昇華させた点が特徴的である。

また、イー・エージェンシーとの共同で 「デジマ式 plus」 を開始した。地方自治体が抱えるリアルな地域課題をもとに新規事業を創出するワークショップ型イベントであり、持続可能なビジネスプランの事業化を目指す取り組みである。

CTC Innovation Partners(CIP) は、スタートアップや異業種との共創を通じて新たな価値を生み出すプログラムである。CTCが持つ顧客基盤とIT基盤を活用し、オープンイノベーションの実践を推進している。

主な新規事業・事例

CLoVデマンド — 地方型MaaSプラットフォーム

「CLoVデマンド」 は、AIを活用したオンデマンド交通と既存の公共交通をMaaSで統合し、地域の移動課題を解決するサービスである。利用者がスマートフォンやコールセンターから乗車予約を行うと、AIが 最適なルートをリアルタイムで算出 し、効率的な相乗り配車を実現する。

CTCは 川崎市、直方市、那須町、長崎市、須賀川市 の5自治体で実証実験を実施している。高齢者の移動手段確保や過疎地域のラストワンマイル問題に対して、 AIルーティング技術 による解決策を提示した。自治体の負担をゼロにした簡易分析も提供するなど、導入ハードルを下げる工夫も見られる。

訪問介護分野へのAIルーティング応用

MaaSで培ったAIルーティング技術は、 訪問介護の効率化 にも応用されている。ヘルパーの訪問ルートをAIが最適化することで、移動時間を短縮し、限られた人材でより多くの利用者にサービスを届けることを可能にする。地方の介護人材不足という構造的課題に対する技術的アプローチである。

アプローチと特徴

CTCの新規事業戦略は、「 自治体を顧客ではなくパートナーとして位置づける 」点に独自性がある。従来のSIビジネスではシステム構築の対価を受け取るが、MaaSでは住民の利用状況に応じた収益モデルを構築し、自治体と課題を共有しながら事業を育てるアプローチを採用している。

SIer大手が自ら事業リスクを取って新規事業を創出する事例は、日本のIT業界において先駆的である。 受託型ビジネスからの脱却 という構造転換を、地域課題の解決という社会的意義と結びつけた点が、CTCの新規事業戦略の核心にある。

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