明電舎
Meidensha Corporation
重電5社の一角を占める電気機器メーカー。自社のBCPノウハウを社外に展開する出向起業「レジリエンスラボ」を生み出した。
企業概要
- 企業名
- 明電舎
- 業種
- 電気機器 / 電力インフラ / 社会システム
- 所在地
- 東京都品川区
- 創業
- 1897年
- 公式サイト
- www.meidensha.co.jp
企業概要
株式会社明電舎は、 1897年(明治30年) に創業し、1917年に株式会社として設立された電気機器メーカーである。日立製作所・東芝・三菱電機・富士電機とともに 重電5社 の一角を占め、住友グループに属する。電力インフラ(変電・配電システム、再生可能エネルギー)、社会システム(水処理、交通)、産業モビリティの3分野を事業の柱とし、本社を東京都品川区大崎のThinkPark Towerに置く。
新規事業への取り組み
明電舎は 2018年から全社員を対象とした新規事業開発プログラム を開始した。初年度には約400件のアイデアが寄せられ、そのうち30件ほどが検討テーマとして採択されている。新規事業の推進にあたってはステージゲート制を導入し、アイデアの段階的な検証と事業化判断を体系化した。
同社の新規事業戦略で特筆すべきは、自社が長年蓄積してきた BCP(事業継続計画)のノウハウ を、社外向けサービスとして展開するという発想である。明電舎は自社の危機管理体制の構築が評価され、 「BCAOアワード2019」優秀実践賞 を受賞した実績を持つ。この「自社の強みを新たな顧客価値に転換する」アプローチが、レジリエンスラボの誕生につながった。
主な新規事業・事例
レジリエンスラボ — 出向起業による防災・BCP事業
株式会社レジリエンスラボ は、2021年8月に明電舎の社員であった沖山雅彦が代表取締役CEOとして設立したスタートアップである。経済産業省の令和3年度 「出向起業等創出支援事業」 に採択された。
同社は、企業・組織・自治体を対象に 「BCP対策デザイン事業」 と、共同備蓄サービス 「BCPチャージ」 の2つの事業を展開する。明電舎が全社的に構築したBCPの実務ノウハウを、他の企業にも活用可能な形でサービス化した点が特徴である。防災・BCPの専門人材が不足する中小企業にとって、大企業の実践知を手軽に導入できるサービスとして注目される。
出向起業というスキームを採用したことで、起案者自身が代表取締役として経営の全責任を負いながらも、明電舎との関係を維持して技術やノウハウへのアクセスを確保している。大企業の知的資産を外部に切り出す手法として、カーブアウトの一変形といえる。
アプローチと特徴
明電舎の新規事業への取り組みには、重電メーカーならではの堅実さがある。第一に、 全社員参加型のアイデア募集 とステージゲート制の組み合わせにより、多数のアイデアを体系的に絞り込むプロセスを構築した点である。
第二に、 自社の「非本業」の強みを事業化 する視点が興味深い。明電舎にとってBCPは本業(電力インフラ等)ではないが、全社的な取り組みで培った高い実践力を持っていた。この「副産物的な知見」を新規事業のシーズとして見出したことが、レジリエンスラボの独自性につながっている。
第三に、出向起業というスキームの活用である。完全な独立でもなく、社内プロジェクトでもない中間的な形態は、起案者のオーナーシップと親会社のリソースの両立を可能にしている。
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