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事業会社

NEXCO東日本

NEXCO東日本 ロゴ

East Nippon Expressway Company Limited

関東以北の高速道路インフラを管理する事業者。オープンイノベーションプログラム「E-NEXCO OPEN INNOVATION PROGRAM」を実施し、スタートアップの技術と自社アセットの融合を推進する。

企業概要
企業名
NEXCO東日本
業種
交通・インフラ
所在地
東京都千代田区
創業
2005年
公式サイト
www.e-nexco.co.jp

新規事業の歴史

History & Evolution

1956

日本道路公団設立

NEXCO東日本の前身となる日本道路公団が発足。日本の高速道路ネットワーク建設の歴史が始まる。

1963

名神高速道路開通

日本初の高速道路が開通。その後、東名高速道路(1969年)など全国の高速道路網が急速に整備される。

2005

NEXCO東日本設立(道路公団民営化)

日本道路公団の分割民営化により、東日本高速道路株式会社が誕生。関東以北の高速道路を管轄。

2008

商業施設型SA・PA「Pasar」1号店オープン

京葉道路 幕張PA(下り線)に「Pasar幕張」が開業。サービスエリアを単なる休憩施設から商業施設へと進化させる「Pasar」ブランドが始動し、Pasar羽生(2009年)、Pasar三芳(2010年)と展開が広がる。

2021

ドラぷらイノベーションラボ立ち上げ/E-NEXCO OPEN INNOVATION PROGRAM 開始

瀬川祥子が企画・立ち上げを主導し、高速道路会社として初となるアクセラレータープログラムを始動。2021年9月1日に第Ⅰ期の共創パートナー募集を開始した。

2023

実証プロジェクトが形になり、出資スキームも整う

第Ⅰ期採択のAirXとともに、高速道路SAを離着陸地とする日本初のヘリコプター遊覧プランを販売。同年、スタートアップへの出資スキームを制定した。

2024

スタートアップへの初出資(BONX)

実証実験にとどまらない共創へ踏み込み、2024年11月にBONXへ初めて出資した。

2025

出資2社目と第Ⅴ期の始動

2025年1月にヘリコプター・エアモビリティのAirXへ出資。同年7月30日に第Ⅴ期の共創パートナー募集を発表し、それまでに23社のパートナー企業と実証実験を行ってきたと公表した。

2026

第Ⅴ期採択企業4社が決定

2026年1月28日、第Ⅴ期の採択企業としてRCIエージェンシー、SUSHI TOP MARKETING、スポットライト、ミチの4社を発表。

企業概要

東日本高速道路株式会社(通称:NEXCO東日本)は、2005年の日本道路公団の分割民営化によって誕生した、大規模な高速道路会社3社(NEXCO各社)のうちの一つである。

「つなぐ」を合言葉に、関東地方から東北・北海道に至る広大なエリア(営業延長3,943.0キロメートル・2026年4月1日現在)の高速道路および自動車専用道路の建設、管理、運営を担っている。24時間365日、安全・安心で快適な高速道路空間を提供し続けるという極めて公共性の高い使命を負う、日本経済の大動脈を支える巨大インフラ企業である。

事業内容・特徴

基幹事業は高速道路の「建設・維持・管理(保全)」と、「料金徴収」である。長年培われてきた巨大な構造物のメンテナンス技術、交通管制、雪氷対策などのノウハウは世界トップクラスのレベルにある。

また、インフラビジネスに付随して、管内にある多数のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の運営や商業施設の開発・管理といった「関連事業」も大きな柱となっている。近年は単なる休憩施設を超え、地域の特産品や観光情報が集まるテーマパーク型のSA開発(Pasarなど)に力を注いでいる。

イノベーションへの取り組み

日本のインフラ企業が共通して抱える「構造物の老朽化」と「現場を支える労働力(技術者や作業員)の不足」、さらには「自動運転技術の進展によるモビリティ革命」という難題に対し、NEXCO東日本は外部の先端テクノロジーを積極的に取り入れることで突破を図っている。

同社のイノベーション戦略のハブとなるのが、瀬川祥子が推進チームのリーダーを務める「ドラぷらイノベーションラボ」である。 インフラ企業特有の「自前主義(すべて自社グループ内で完結させる文化)」や「無謬性(失敗が絶対に許されない文化)」という壁を乗り越えるため、高速道路会社として初となるアクセラレータープログラム 「E-NEXCO OPEN INNOVATION PROGRAM」 を2021年に立ち上げ、共創パートナーの募集・選考から実証実験の伴走、出資までを一続きで運営している。

主な実績・ケース

「E-NEXCO OPEN INNOVATION PROGRAM」の革新性は、NEXCO東日本が保有する 「高速道路やサービスエリアという圧倒的規模のリアルな実証フィールド(実験場)」「現場の専門家による技術的サポート」 を、スタートアップ企業に惜しみなく開放した点にある。

第Ⅴ期の募集テーマは「次世代高速道路に向けた安全・安心・快適・便利のアップデート」「サービスエリア・パーキングエリアの更なる価値向上」「各種アセットを起点とした地域連携強化や新事業創出」「サステナブルな事業運営とSDGsへの貢献」の4つ。採択されたスタートアップには、実際の高速道路環境で検証できるフィールドに加えて実証実験のサポート費用(第Ⅴ期は総額2,500万円)が用意され、現場部門を巻き込んだ社会実装・事業化への伴走支援が行われる。

第Ⅰ期から第Ⅴ期の募集時点までに23社のパートナー企業と実証実験を実施。第Ⅰ期採択のAirXは2023年、高速道路のSAを離着陸地とする日本初のヘリコプター遊覧プランを実現し、2025年1月には同社への出資に至っている。

関連項目

参考文献

成功の鍵

1

リアル実証フィールドの開放

営業延長3,943kmの高速道路と329カ所のSA・PAという他に類のない巨大リアルアセットを、スタートアップの実証実験の場として惜しみなく提供。

2

自前主義からの脱却

インフラ企業特有の「すべて自社グループ内で完結」する文化を超え、外部のスタートアップ技術を積極的に取り入れるオープンイノベーションを推進。

3

社会実装への泥臭い伴走

机上の空論ではなく、現場の専門家による技術サポートと実際の高速道路環境での検証を通じ、事業化まで伴走する共創モデルを確立。

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