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事業会社

東日本電信電話(NTT東日本)

Nippon Telegraph and Telephone East Corporation

東日本エリアの地域通信事業を担うNTTグループ企業。社内起業家育成プログラムからスリープテック事業「睡眠偏差値forBiz」を創出し、新会社「NTT DXパートナー」を設立するなど、通信インフラの外側への事業拡張を推進している。

企業概要
企業名
東日本電信電話(NTT東日本)
業種
通信・地域インフラ
所在地
東京都新宿区西新宿
創業
1999年
公式サイト
www.ntt-east.co.jp

企業概要

東日本電信電話株式会社(NTT東日本)は、1999年のNTT再編により設立された 東日本エリアの地域通信事業会社 である。光回線「フレッツ光」をはじめとする通信インフラの提供が本業であるが、通信市場の成熟に伴い 非通信領域での新規事業創出 を経営課題として位置づけている。社内起業家育成や新会社設立を通じて、地域DXの推進とスリープテック事業の展開に取り組む。

新規事業への取り組み

NTT東日本は2019年に、社内新規事業を促進するための 「イントレプレナープログラム」 を発足させた。アイデアが採択されれば、本業の15〜20%のリソースと100万円の予算を使って事業検証にチャレンジできる制度であり、通信会社の社員が本業を続けながら 起業家精神を発揮する場 を提供している。

このプログラムから生まれた代表的事業がスリープテック事業である。さらに2022年1月には、DXコンサルティングとプラットフォームビジネスを担う 新会社「株式会社NTT DXパートナー」 を100%子会社として設立した。NTT東日本が通信分野で培った技術・ノウハウを非通信分野に積極的に活用し、自治体や地域企業のDX推進を支援する体制を構築している。

NTT DXパートナーは 2025年度に売上高100億円以上 を目標に掲げ、DXコンサルティング、DX実装・推進支援、アセットシェアリングの3つの事業を柱としている。

主な新規事業・事例

睡眠偏差値forBiz

「睡眠偏差値forBiz」 は、企業の健康経営を睡眠改善の観点から支援するサービスである。NTT東日本のイントレプレナープログラムから生まれた事業アイデアがきっかけとなり、2021年3月に スリープテック企業「ブレインスリープ」 との共同事業として始動した。

従業員の睡眠の質を測定・数値化し、「偏差値」として可視化することで、企業の 健康経営の指標 として活用できる。睡眠改善プログラムの提供とあわせて、従業員のパフォーマンス向上と企業の生産性改善を同時に実現する設計となっている。

Sleep Network Hub「ZAKONE」

NTT東日本とNTT DXパートナーは、日本の睡眠課題解消に向けた仮想コミュニティ 「ZAKONE」 を創設した。睡眠関連の製品・サービスを提供する企業や研究機関を横断的につなぐ ネットワークハブ として機能し、スリープテック領域のエコシステム形成を推進している。

通信インフラ企業が「睡眠」というヘルスケア領域にプラットフォームを構築する取り組みは、 通信事業者の事業ドメイン拡張 の先進的事例となっている。

アプローチと特徴

NTT東日本のアプローチは、 社内起業と新会社設立の二段構え にある。イントレプレナープログラムで事業の種を見つけ、有望なものは新会社や外部パートナーとの共創によってスケールさせる。NTT DXパートナーという専門子会社を設けることで、通信本業の組織論理に縛られない事業開発を可能にしている。

スリープテック事業は、通信会社が一見無関係な 「睡眠」領域に参入する 意外性がある。しかし、通信インフラを通じて全国の企業・自治体と接点を持つNTT東日本にとって、健康経営支援サービスは既存顧客への新たな価値提案として合理的なポジショニングである。地域密着の通信事業者ならではの 顧客接点の広さ が、非通信事業の拡大を支えている。

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