アーリー・マジョリティ
アーリー・マジョリティ(Early Majority) とは、アーリー・アダプタの成功事例や口コミに共感し、比較的早い段階でプロダクトを採用するユーザ層のことである。エベレット・ロジャーズのイノベーション普及理論(1962年)における5区分の第3群であり、市場全体の約34%を占める最初のマス層である。
定義
ロジャーズ理論では、採用順に「イノベーター(2.5%)→アーリー・アダプタ(13.5%)→アーリー・マジョリティ(34%)→レイト・マジョリティ(34%)→ラガード(16%)」の5段階に分類される。アーリー・マジョリティはアーリー・アダプタとの間に「キャズム(深い溝)」が存在し、採用の動機が根本的に異なる。アーリー・アダプタが「新しさへの好奇心・リスク許容」で動くのに対し、アーリー・マジョリティは「他の人も使っている」という共感と「失敗したくない」という安心感を動機とする。ジェフリー・ムーアは「キャズム」(1991年)でこの溝の深刻さを詳述し、ニッチ市場への集中投下(ボーリングピン戦略)によるキャズム越えを提唱した。
主な特徴
- 市場全体の約34%を占め、スケール可能かどうかを決定する最初のマス層
- アーリー・アダプタとの間にキャズムがあり、同じ手法では獲得できない
- 「仲間が使っている」という社会的証明と定量的な導入事例が最も効く
- 「失敗したくない」心理が強く、リスク低減情報への反応が高い
- 紹介プログラムなど仕組み化されたリファラルが有効
さらに詳しく
本用語の NPS80でも紹介が広がらなかった事例・3つのキャズム越え戦略・ロードマップ設計の手順 など深い解説は、以下の記事を参照。
関連項目
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