人物概要
北嶋貴朗は、株式会社Relicの代表取締役CEO兼Founderとして、日本最大級の インキュベーションテック事業 を展開する起業家である。1986年東京生まれ、慶應義塾大学を卒業後、コンサルティングファームとDeNAを経て2015年にRelicを創業した。「 日本を再発明する」をビジョンに掲げ、累計4,000社以上・20,000件以上の新規事業プロジェクトに関与している。
経歴
埼玉県立川越高等学校、慶應義塾大学を卒業後、組織変革や新規事業開発に特化したコンサルティングファームに入社した。その後ITメガベンチャーのDeNAに転じ、 新規事業開発・オープンイノベーションの責任者 を務めた。
DeNA在籍時、日本には新規事業を創る才能も技術も資本もあるにもかかわらず、それらを事業化するための インフラと仕組みが決定的に欠如 していることを痛感。個人の能力に依存するのではなく、誰もが再現性を持って事業を創り出せる社会を実現するために、2015年にRelicを設立した。社名は内村鑑三の著作『後世への最大遺物』に由来し、新規事業創造の挑戦プロセスそのものをインフラとして後世に残すという意志が込められている。
主な実績
日本初のSaaS型イノベーションマネジメントプラットフォーム「 Throttle」を開発し、属人的だった新規事業提案制度のプロセスをDX化した。さらに、自らリスクをとる共創型モデル「DUALii」や、クラウドファンディングプラットフォーム「ENjiNE」など多層的なサービスを展開。全国18拠点での地方創生インキュベーションにも取り組んでいる。
その成長力はFinancial Timesの アジア急成長企業ランキングに4年連続ランクイン するなど国際的にも評価されている。著書『イノベーションの再現性を高める新規事業開発マネジメント』は10刷・3万部を超えるロングセラーとなり、新規事業開発の実務書として広く読まれている。
思想とアプローチ
北嶋の思想の核心は、新規事業開発を 「テクノロジーとデータの力で再現性のある組織プロセスへ変革する」 点にある。スタートアップの真似事をするのではなく、大企業には大企業に適した新規事業開発のメソッドが必要だと主張する。不確実性をコントロールする戦略・組織・実行の三位一体のフレームワークで、事業創造をインフラとして社会実装することを目指している。
「事業を創る人を、創る。才能ある個人のひらめきに頼るのではなく、誰もが再現性を持って事業を生み出せるインフラを作ることが、日本の再発明につながる」
著書
北嶋は2021年に『 イノベーションの再現性を高める新規事業開発マネジメント――不確実性をコントロールする戦略・組織・実行』(日経BP)を上梓した。同書は不確実性の高い新規事業開発において、戦略・組織・実行の3つの観点からマネジメント手法を体系化した実務書であり、10刷3万部超のロングセラーとなっている。
