人物概要
宮﨑秋弘は、Vieureka(ビューレカ)株式会社の代表取締役である。パナソニックに1995年に入社し、携帯電話や監視カメラの組み込みソフトウェア開発を経験した後、 エッジAIプラットフォーム「Vieureka」 を社内で立ち上げた。2022年にはパナソニック史上初のカーブアウトにより独立し、「人に代わって働くエッジAIの社会インフラ」の構築を推進するイントラプレナーである。
経歴
1995年にパナソニック(当時・松下電器産業)に入社。 携帯電話および監視カメラの組み込みソフトウェア開発 に従事し、ハードウェアとソフトウェアの両面に精通する技術者としてのキャリアを築いた。2009年にVieurekaプラットフォームの構想を開始し、2017年にR&D部門の管轄下で事業化を実現した。
ソフトウェア技術者としてハードウェア重視のパナソニックの社風の中で 「データで稼ぐ」新しいビジネスモデル を提唱し、社内の壁を一つずつ突破していった。2022年7月、パナソニックホールディングス、JVCケンウッド、WiLの 3社共同出資 によりVieureka株式会社を設立。パナソニック史上初のカーブアウトによる独立を果たした。
主な実績
最大の実績は、 パナソニック史上初のカーブアウト を実現したことである。Vieureka株式会社は、AIカメラなどのエッジデバイスにAIを搭載し、取得したデータを端末上で処理・活用するプラットフォームを提供する。2030年度には 事業規模100億円 を目標に掲げている。
Vieurekaのプラットフォームは、カメラなどのIoTデバイスにAIアプリケーションを 遠隔で配信・更新 できる仕組みを持つ。小売店の来客分析、工場の品質管理、交通量の計測など、多様な用途でエッジAIの社会実装を進めている。
思想とアプローチ
宮﨑のアプローチの核心は、 「モノ売りからデータ売りへ」 というパナソニックの事業モデルの転換にある。ハードウェアメーカーとして蓄積してきたカメラ技術を基盤に、ソフトウェアとデータで継続的な収益を生むサブスクリプション型のビジネスモデルを構築した。大企業の既存アセットを新しい文脈で再定義し、事業として独立させた好例である。