人物概要
仲本雅至は、みずほ銀行の決済ビジネス推進部でスマートフォン決済アプリ 「J-Coin Pay」 のマーケティングを担当する一方、副業で株式会社Spicerを経営するイントラプレナーである。2019年のみずほFG副業解禁と同時に起業し、コーチングプラットフォーム「mybuddy」を開発。2023年1月に事業売却を果たし、 みずほFG初の副業事業売却事例 として大きな注目を集めた。
経歴
同志社大学経済学部を卒業後、2016年にみずほ銀行に入行した。大学ではラグビー部に所属していた。入行後は千束町支店で 3年間の法人営業 を経験し、金融の現場で基礎を固めた。
4年目に社内公募制度に応募し、デジタルイノベーション部に異動。その後、決済ビジネス推進部でJ-Coin Payのマーケティング業務に携わる。2019年のみずほFG副業解禁を機に 株式会社Spicerを設立 し、銀行員と起業家の二足のわらじを履く生活を開始した。
主な実績
本業では、みずほ銀行のQRコード決済サービスJ-Coin Payの普及戦略を担い、銀行発のフィンテックサービスの市場浸透に貢献した。
副業では、オンラインコーチングプラットフォーム 「mybuddy」 を開発・運営し、2023年1月にand companyへの事業譲渡を完了した。メガバンク社員による副業での事業売却は極めて異例であり、Forbes JAPANの 「NEXT100 世界を救う希望100人」 にも選出された。事業売却後もInstagramの運用代行支援・コンサルティング事業を継続している。
思想とアプローチ
仲本のアプローチの核心は、 本業と副業の相互作用 にある。副業でゼロからビジネスを立ち上げた経験が、本業の新規事業推進において仮説検証やユーザー理解の解像度を高めている。逆に、メガバンクの組織運営やコンプライアンス意識は、副業の事業設計にも活かされている。
大企業の副業解禁が形骸化しがちななか、実際に 事業を立ち上げ、育て、売却する というサイクルを完遂した事実は、副業制度の実効性を証明する先行事例となっている。