人物概要
根本隆之は、キュレーションズ株式会社の代表取締役社長として、大企業の新規事業を 共創型で生み出す「ビジネス・クリエイション・スタジオ」 という新しいカテゴリを日本で先駆けて確立した人物である。坂井直樹氏のウォータースタジオ、ソニーグループでのキャリアを経て創業に至った。コンサルの知見とスタートアップスタジオの実装力を融合させ、自らリスクをとる「Skin in the Game」の姿勢で知られる。
経歴
1973年東京生まれ。1997年にコンセプター坂井直樹氏が率いる 株式会社ウォータースタジオ に入社し、大手企業向けのライフスタイルマーケティングやコンセプトメイクのプロジェクトを多数経験した。2002年にソニー株式会社に入社し、ネットワークサービスの立ち上げや要素技術のモバイル活用の企画を担当。2007年にはブランドデータバンク事業にも参画している。
ソニーでの経験を通じて、日本の大企業には世界を変えるアセットがあるにもかかわらず、組織の不確実性への耐性や実行スピードがボトルネックとなっている現実に直面。2013年に キュレーションズ株式会社 を設立し、「あるべき姿を定義し、それを現実に変える」という信念のもと、戦略を描くだけでなくプロダクトとして市場に届けるまでを一貫して担う体制を構築した。
主な実績
最大の実績は、従来のコンサルティングファームでもSIerでもない 「ビジネス・クリエイション・スタジオ」 という新カテゴリを日本で確立したことである。三菱商事との共創で数百億円規模の事業を生み出すなど、大企業のアセットを活用した事業創出で具体的な成果を上げてきた。
キュレーションズの特徴は、JVへの出資や レベニューシェアモデル を通じて自らリスクをとる姿勢にある。戦略を立案する人間と事業を「つくる」人間が別々の組織に属する構造的課題に対し、顧客行動起点の事業創出モデルを軸に、大企業ならではの複雑さと規模を活かした新規事業の立ち上げを最短距離で実現している。
思想とアプローチ
根本の思想の核心は、戦略と実行の間に存在する深い溝を 共創によって埋める ことにある。コンサルティングファームが描いた美しいスライドが棚に眠る現実を変えるべく、ヒト・モノ・コトを潜在顧客やあるべき社会の視点でキュレーションし、事業として形にするまでを一気通貫で担う。自らリスクを負うことで、単なる「支援者」ではなく真の「共創パートナー」となることを目指している。
「あるべき姿を定義し、それを現実に変える」