人物概要
岡田量太郎は、コクヨの企画・デザイン担当として、防災ブランド 「ソナエル」 のブランド設計とデザインを主導する人物である。デザイン事務所、工場での職人経験、建築事務所、製造業2社を経てコクヨに中途入社した異色の経歴を持ち、品質試験や製造から生産ライン立ち上げまで対応できるデザイナーとして知られる。
経歴
コクヨ入社以前は、デザイン事務所での勤務を皮切りに、 工場での職人経験 、建築事務所、製造業2社と、ものづくりの現場を広く経験した。2014年にコクヨへ中途入社し、企画開発職に就いた。入社後は製品デザイン、販促物制作、プロモーション関連のデザイン業務を中心に担当している。
同僚の酒井希望とともに防災事業の変革を構想し、既存の防災ビジネスに新たなブランドコンセプトを導入する提案を経営層に行った。二人体制での事業再構築が承認され、 ソナエルのブランド・ワールドビルディング をゼロから設計した。
主な実績
ソナエルブランドの立ち上げにおいて、コンセプト設計からプロダクトデザイン、プロモーション戦略までを一貫して担当した。防災備蓄品「PARTS-FIT」のパッケージデザインで Pentawards Silver を受賞し、ソナエル全体としても Good Design Award 2018 のBEST100に選出された。
「はたらくによりそう防災のかたち」というコンセプトのもと、オフィス防災を単なる備蓄品の販売から、 働く空間に溶け込むデザイン防災 へと転換した点が評価されている。
思想とアプローチ
岡田のアプローチは、多様なものづくり現場で培った 実装力とデザイン力の統合 にある。品質試験から生産ライン設計まで理解するデザイナーだからこそ、見た目の美しさだけでなく製造可能性と品質を両立したプロダクトを生み出せる。ソナエルでは防災という社会課題をデザインの力で身近なものに変えることを目指している。