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坂井 裕哉

東急
フューチャー・デザイン・ラボ 参事 オープンイノベーション 新規事業開発 共創推進

人物概要

坂井 裕哉(さかい ゆうや)は、東急株式会社のフューチャー・デザイン・ラボで参事(シニア・マネージャー相当)を務める人物である。

「まちづくり」と「交通インフラ」を中核とする巨大な企業グループである東急において、既存の鉄道路線の維持や都市開発モデル(渋谷再開発など)といった現在の主力事業の枠組みを一歩飛び越え、より長期的な視点での「次世代の渋谷・東急沿線」の生活価値創造と、新たな事業の柱の開拓をミッションとしている。

経歴・実績

東急に入社後、同社の中核事業に長年携わる中で、人口減少やライフスタイルの変化(リモートワークの浸透、多様な価値観の台頭)といったメガトレンドに対し、「従来のハード中心のまちづくりだけでは持続的な成長は困難である」という課題意識を深めた。

そのため、新規事業やグループ横断的なイノベーション創出の最前線へと身を置き、自社のアセットと外部リソースを掛け合わせるオープンイノベーションを実践してきた。東急グループの各事業会社(電鉄、不動産、百貨店など)を巻き込んだ横断的なプロジェクトの組成や、スタートアップとの共創推進において豊富な経験と社内調整力を持つ。

現在の職務・プロジェクト

「フューチャー・デザイン・ラボ(Future Design Lab)」は、東急株式会社内におけるR&D(研究開発)および新規事業開拓のための専門組織である。ここでは既存部署の管轄外となる中長期のテーマ設定や、実験的な取り組みが推奨されている。

坂井の主な役割は、このラボを起点とした「共創の種」の発掘と事業化プロセスの推進である。具体的には、外部の先端テクノロジーを持つスタートアップ、クリエイター、さらには社会課題解決に取り組むNPOやアカデミアなど、多様なパートナーとのアライアンスを締結し、東急線沿線や渋谷をフィールド(実証実験の場)として提供することで、新しいサービスやソリューションの実装(PoC)を進めている。

特定の領域に縛られず、モビリティ、ヘルスケア、エンターテインメント、サステナビリティなど、「東急沿線の住民のQOL(生活の質)を向上させる」すべての領域をカバー範囲として活動している。

思想とアプローチ

坂井は、インフラ企業における事業開発の要諦は「自前主義からの脱却」にあると考えている。

自社だけで完結しようとする巨大組織の文化を尊重しつつも、それが行き過ぎてしまうと「イノベーションのジレンマ」に陥ってしまう。そのため彼のアプローチは、社外の「異分子」をうまく組織内に引き入れ、東急が持つ「リアルな顧客接点(駅、商業施設、住環境)」という最強の実験場を開放することでコラボレーションの熱量を生み出すことに特化している。

また、「沿線価値の向上」という東急の不変の哲学を新規事業のパーパスとして再定義し、社内の保守的な層にも共感を得るような「翻訳者(カタリスト)」としての手腕も発揮している。

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