概要:263社から9社へ、グローバルなサステナビリティ共創
アサヒグループホールディングスは2024年10月〜11月にかけて「Sustainability Growth Platform」を通じたオープンイノベーション公募を実施した。持続可能な農業・再生可能エネルギー・サステナブル包材・循環経済の4領域を対象に、世界規模でスタートアップ・スケールアップ企業を募集し、48カ国263社の応募が集まった。
2025年5月15日には選定されたパートナー9社を正式発表した。 選定企業にはAI活用のリサイクル選別技術を持つ英国のGreyparrot.AI、土壌微生物分析による再生農業支援の米国Biome Makers、炭素ネガティブ植物由来染料のNature Coatings、プラスチック・繊維廃棄物を分解する酵素技術を持つSamsaraなどが含まれる。
イントラプレナーシップとの位置付け
このプログラムは、社内イノベーターを起点にするのではなく、社外の革新的技術をグループ戦略に組み込む「インバウンド型オープンイノベーション」の形をとっている。アサヒグループが目指す2040年ネットゼロという長期目標に向け、自社だけでは開発が難しいソリューションを社外から調達・共創する設計だ。大企業の社内新規事業との比較では、「テーマが最初から明確」「内部組織を使わない」という点で異なる一方、協業企業との共同検証プロセスはPoC型社内起業と同等の仮説検証の厳しさを持つ。