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制度・プログラム事例

Honda Xcelerator Ventures

Honda(本田技研工業)
CVC 運営中
制度・プログラム概要
運営企業
Honda(本田技研工業)
種別
CVC
開始年
2015年
状態
運営中
公式サイト
xcelerator.hondainnovations.com

History & Evolution

2015

Honda Xcelerator 設立

シリコンバレーの Honda Innovations 内に、スタートアップとのオープンイノベーションを推進する組織として発足

2017

日本拠点の本格立ち上げ

東京を拠点に日本のスタートアップエコシステムへの参入を開始

2020

グローバル5拠点体制へ拡大

北米・欧州・イスラエル・日本・東南アジアの5拠点でスタートアップ協業を展開

2022

Honda Xcelerator Ventures へリブランド

コーポレートベンチャー機能とアクセラレーター機能を統合し、出資・パートナーシップ・共創を一体運営する体制に進化

概要

Honda Xcelerator Ventures は、 本田技研工業(Honda) が2015年に設立したグローバル・オープンイノベーション・プログラムである。北米・欧州・イスラエル・日本・東南アジアの5拠点を持ち、モビリティとエネルギー領域でスタートアップとの協業・投資を展開する。

Honda の主力事業である 二輪・四輪・パワープロダクツ・航空機 といった既存事業を、次世代技術で再定義していくための「外部エンジン」として機能している。

詳細

グローバル分散型という選択

Honda Xcelerator の最大の特徴は、創設当初から グローバル5拠点の分散型 で運営されていることだ。多くの日本企業のアクセラレーターが東京1拠点に閉じる中、Honda は北米(シリコンバレー)・欧州(ドイツ)・イスラエル(テルアビブ)・日本(東京)・東南アジアという5つの拠点を持ち、各地のスタートアップエコシステムに直接アクセスする体制を構築した。

これは Honda がもともとグローバル企業であり、米国・欧州での販売比率が高いという事業構造に由来する判断だろう。 「日本本社単独では到達できないスタートアップにアクセスする」 という明確な目的のもとで設計されている。特にイスラエル拠点は、自動運転・サイバーセキュリティ・センサー技術といった軍事由来の高度技術を持つスタートアップへの窓口として機能している。

モビリティ×エネルギーへの集中

公募テーマを「モビリティ」と「エネルギー」の2領域に絞り込んでいるのも特徴的だ。「何でもどうぞ」型のアクセラレーターは応募の質が下がりがちだが、Honda は「Honda がやる意味のある領域」を明示することで、本気の応募者だけを集めている。

モビリティでは EV・自動運転・MaaS・コネクテッドカー、エネルギーではバッテリー・水素・再生可能エネルギーといった具体的なサブテーマが設定されている。これらは Honda の中期事業戦略に直結する領域であり、 「採択された後にどの事業部とどう繋がるか」が応募段階から見える設計 になっている。

CVC 機能の統合と進化

2022年に「Honda Xcelerator」から「Honda Xcelerator Ventures」へとリブランドされた背景には、 コーポレートベンチャー機能(CVC)の統合 がある。それまでの Honda Xcelerator は主に PoC 共創を担っていたが、Ventures 化以降は出資判断機能も持ち、共創の進捗に応じてエクイティ参画する枠組みが整った。

これにより、スタートアップ側にとっては「PoC で終わるかもしれない」という不安が解消され、Honda 側にとっては「優良スタートアップとの長期的な関係構築」が可能になった。

学べること

  • グローバル分散がスタートアップ品質を決める : 1拠点で運営するとローカルなスタートアップしか集まらない。本気でグローバル協業を狙うなら、現地拠点を持つ覚悟が必要である。
  • 領域絞り込みが応募の質を上げる : 「何でもどうぞ」より「この領域でこの課題」と明示する方が、優良スタートアップが集まる。Honda はモビリティ×エネルギーに絞ることで質を担保している。
  • PoC 後の出口設計が共創の本気度を決める : CVC 機能を併せ持つことで、スタートアップ側に「長期的な関係になる可能性」を示せる。これがコミットメントの差を生む。

関連項目

参考文献・公式リンク

成功の鍵

1

グローバル分散型のスカウト体制

北米・欧州・イスラエル・日本・東南アジアの5拠点を持つことで、各地のエコシステムから現地語・現地文化で技術を発掘。日本本社単独では到達できないスタートアップへのアクセスを実現

2

モビリティ×エネルギーへの絞り込み

プログラム公募テーマを「モビリティ」と「エネルギー」に集中させることで、応募スタートアップの質を担保。「Honda がやる意味」を明確にした絞り込みが共創率を高めている

3

出資×共創の同時進行

単なる PoC で終わらせず、Honda Xcelerator Ventures として CVC 投資機能も併せ持つ。共創の進捗に応じて出資判断を行い、深い関係性を構築

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