LIFESCAPES
LIFESCAPES Inc.
慶應義塾大学発のメドテックスタートアップ。BMI(ブレイン・マシン・インタフェース)技術を活用し、脳卒中後の重度運動障害に対するニューロリハビリテーション医療機器を開発。脳の「動かそうとする意図」を検出して電動装具を制御することで、神経回路の再構築を促す治療的アプローチを実現する。
企業概要
- 企業名
- LIFESCAPES
- 業種
- 医療機器・ニューロテクノロジー
- 所在地
- 神奈川県横浜市
- 公式サイト
- lifescapes.jp
企業概要
LIFESCAPESは慶應義塾大学の研究成果を基盤とするメドテック(医療機器・ヘルステック)スタートアップである。中核技術はBMI(ブレイン・マシン・インタフェース)——脳の神経活動を計測してデバイスと接続する技術——であり、特に脳卒中後の重度運動障害に対するリハビリ医療機器の開発に特化している。
脳卒中後の重度まひ患者に対する同社の医療機器は、頭部装着ヘッドセットで「手を動かそうとする脳活動」を検出し、その信号に対応して手指装着型の電動装具が動作する設計である。単なる補助ではなく、反復的な介入を通じて神経回路そのものの再構築(可塑性)を促すことが最終目標とされている。
主要製品・技術
同社のBMI医療機器は3つの層で構成される。
- 計測層: 非侵襲型ヘッドセットが脳の電気活動(EEG/ECoG系)を実時間で計測
- 変換層: 「動かそうとする意図」に対応する脳波パターンをアルゴリズムで識別
- 介入層: 手指装着型電動装具が信号に応じて動作し、運動フィードバックを生成
このプロセスを反復することで、まひした神経経路のバイパスが形成され、機器なしでの運動機能回復が目標とされている。慶應義塾大学との協力のもと医師主導治験を推進中であり、薬事承認取得を目指している。
資金調達実績
| ラウンド | 調達額 | 時期 | 主要投資家 |
|---|---|---|---|
| 初期ラウンド | 非公開 | 創業期 | 慶應イノベーション・イニシアティブ等 |
| 第三者割当(累計7.2億円) | 総額7.2億円 | 2026年 | 三菱UFJキャピタル、CYBERDYNE、SMBCベンチャーキャピタル、住友生命(SUMISEI INNOVATION FUND)等 |
2026年6月の調達には、住友生命のCVC「SUMISEI INNOVATION FUND」が参画した。保険会社が医療機器スタートアップに戦略出資するこのケースは、「保険×リハビリ一体型サービス」の可能性を探るCVC活用例として注目されている。
関連項目
参考文献・出典
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