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制度・プログラム事例

SUMISEI INNOVATION FUND

制度・プログラム概要
運営企業
住友生命保険
種別
CVC
開始年
2020年
状態
運営中
主な成果
LIFESCAPES出資
公式サイト
www.sumitomolife.co.jp

ファンド概要

SUMISEI INNOVATION FUNDは、住友生命保険が運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンドである。生命保険事業と親和性の高い領域のスタートアップへの戦略的出資を通じて、既存の保険事業では届かない顧客価値の創出と新たなサービス開発を目指している。

投資対象領域

同ファンドが定める投資対象は4つの軸で構成される。

領域内容
ウェルビーイング健康増進・疾病予防・リハビリ支援など、保険支払い後の生活価値向上
顧客体験向上契約・請求・サポートプロセスのデジタル化・UX改善
新たな顧客接点創出保険以外のサービスを通じた顧客との日常的な接点形成
AI・DX推進引受審査・リスク評価・業務オートメーションの高度化

注目出資事例:LIFESCAPES(2026年6月)

2026年6月、LIFESCAPESへの出資を公表した。LIFESCAPESは慶應義塾大学発のスタートアップで、BMI(ブレイン・マシン・インタフェース)技術を活用した脳卒中後リハビリ支援医療機器を開発している。

住友生命による出資の戦略的意図は明確だ。保険会社として脳卒中患者への保険金支払いは既存業務の一部だが、「保険金支払い→機能回復支援→社会復帰」という一貫したサービス設計に踏み込むことで、顧客ライフサイクル全体への関与が可能になる。

「脳卒中後の保険金の支払いから運動機能の回復や社会復帰に至るまでを一貫して支える新たなサービスの可能性について研究を行っていく」(住友生命ニュースリリース、2026年6月)

生保系CVCの位置づけ

日本の生命保険会社がCVCを通じてヘルステックに投資するパターンは2020年代に急速に普及した。従来の保険会社は「リスクを引き受けて給付する」モデルだったが、給付後の顧客接点を持つことでリハビリ・予防・健康管理のエコシステムを構築する動きが加速している。

SUMISEI INNOVATION FUNDはこうした「保険会社の機能拡張」戦略の一端を担うものであり、InsurTechとヘルステックの交差点で新たなサービスモデルを模索している。

関連項目

参考文献・出典

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