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事業会社

日建設計

Nikken Sekkei Ltd.

東京タワー・東京ドーム・東京スカイツリーを設計した日本最大級の建築設計事務所。新規事業開発提案制度「峰コンペ」で非連続領域の事業創出に挑む。

企業概要
企業名
日建設計
業種
建築設計 / 都市計画 / コンサルティング
所在地
東京都千代田区
創業
1900年
公式サイト
www.nikken.co.jp

企業概要

株式会社日建設計は、 1900年(明治33年) に住友本店臨時建築部として創設され、1950年に株式会社として設立された 日本最大級の建築設計事務所 である。住友グループに属し、東京タワー、東京ドーム、東京スカイツリーなど日本を代表するランドマークの設計を手がけてきた。建築設計・監理、都市デザイン、コンサルティングを事業の柱とし、従業員数は 2,727名 (2025年4月時点、グループ全体では3,329名)。一級建築士1,103名を擁する精鋭集団である。本社は東京都千代田区飯田橋に置く。

新規事業への取り組み

日建設計は、建築設計という本業の高い専門性を持ちながらも、 社会課題の変化に対応した新たな事業領域の開拓 に取り組んでいる。2016年に新規事業開発提案制度 「峰コンペ」(正式名称:Discover Peaks! Competition) を創設し、全社員からアイデアを募る仕組みを構築した。

「峰コンペ」という名称には、既存事業で築いた「山」をさらに高くしていくだけでなく、全く新しい「 」(事業)を生み出すという意志が込められている。設計事務所としての120年の歴史に安住せず、 建築の知を起点にした事業創出 を目指す姿勢を組織的に示した制度である。

主な新規事業・事例

峰コンペ — 2カテゴリの事業提案制度

峰コンペは、2つのカテゴリで提案を受け付ける構造を持つ。第一のカテゴリは 「関連・拡張領域」 で、日建設計グループの既存事業の延長線上にある事業テーマを対象とする。第二のカテゴリは 「非連続領域」 で、既存事業とは大きく異なる新たな事業領域への挑戦を求める。

この2カテゴリ制は、両利きの経営の考え方を新規事業提案制度の設計に直接反映したものといえる。既存事業の「知の深化」と新領域の「知の探索」を、制度レベルで並行して推進する仕組みである。

UT-AIZ — 空間のインターフェース化

峰コンペから生まれた事業のひとつが、 「UT-AIZ(ユーティー・アイズ)」 である。CAC株式会社と共同開発した ジェスチャー制御エンジン で、空間そのものをインターフェースに変える技術として注目される。「安全安心のスマートシティの実現」プロジェクトにも採用されており、建築設計のノウハウをデジタル技術と融合させた新たな価値提案である。

建築設計事務所が空間のデジタルインターフェース化に取り組む背景には、建物が「設計されて終わり」ではなく、 竣工後の運用・体験まで含めたライフサイクル全体をデザイン する発想への転換がある。

アプローチと特徴

日建設計の新規事業への取り組みには、プロフェッショナルファームならではの特徴がある。第一に、 「峰」という比喩に込められた経営思想 である。既存事業の山を登り続けるだけでなく、新しい山(峰)を発見し、築くという姿勢は、建築という本業のメタファーとしても秀逸である。

第二に、 2カテゴリ制による提案の多様性の確保 がある。拡張領域と非連続領域を明確に分けることで、「本業に近すぎるアイデアしか出ない」という大企業の新規事業提案制度にありがちな課題を制度設計で回避している。

第三に、 建築・空間の専門知識を異分野に転用する アプローチが見られる。UT-AIZは建築設計の知見をIoT・デジタル技術と掛け合わせた好例であり、プロフェッショナルの知を「建物を建てる」以外の領域に展開する試みとして示唆に富む。

関連項目

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