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事業会社

清水建設

清水建設 ロゴ

Shimizu Corporation

220年の歴史を持つ日本を代表する総合建設会社。「スマートイノベーションカンパニー」への変革を目指し、江東区潮見に大規模なイノベーションと人財育成の拠点「温故創新の森 NOVARE」を開設。オープンイノベーションの牽引役を担う。

企業概要
企業名
清水建設
業種
建設・不動産・インフラ
所在地
東京都中央区京橋
創業
1804年
公式サイト
www.shimz.co.jp

新規事業の歴史

History & Evolution

1804

清水喜助が創業

初代・清水喜助が江戸・神田鍛冶町で大工業を創業。日本の近代建設業の礎を築く。

1838

江戸城西の丸御殿の造営に参加

幕府御用達として江戸城の造営に携わり、技術力と信頼を確立。

1915

清水組を株式会社化

個人経営から法人組織へ移行し、近代的な企業経営体制を整備。

1948

清水建設株式会社に商号変更

戦後復興期に現社名へ変更。日本の高度経済成長を支えるスーパーゼネコンへと成長。

2010

技術研究所を刷新、オープンイノベーション推進

R&D拠点を再構築し、大学・スタートアップとの共同研究体制を本格化。

2019

「スマートイノベーションカンパニー」ビジョン策定

請負型ゼネコンからの脱却を宣言。不動産開発・サービス事業への戦略シフトを加速。

2020

100億円のベンチャー出資枠を設定

国内外のベンチャー企業に機動的に出資する100億円の出資枠を設け、戦略的なオープンイノベーション活動を加速。

2023

温故創新の森 NOVARE 開設

江東区潮見に総延床面積約9万平米の大規模イノベーション・人財育成拠点を順次オープン。

2023

コーポレートベンチャリング(CV)制度 開始

社員が会社の支援を受けながら独立・起業できるCV制度を立ち上げ。第1期・第2期から4社が起業を実現。

企業概要

清水建設株式会社は、1804年(文化元年)に初代・清水喜助が江戸・神田鍛冶町で創業した大工をルーツに持つ、日本の大手総合建設会社(スーパーゼネコン5社の一角)である。「子どもたちに誇れるしごとを。」というコーポレートメッセージのもと、日本国内の巨大施設やインフラ、歴史的建造物から、海外における大規模プロジェクトまで、世界中で社会の基盤づくりに貢献してきた。

近年、人口減少、働き手の不足(職人不足)、気候変動問題、スマートシティ化の波といった建設業界特有の構造的課題を背景に、単なる「建物を造り、引き渡す(請負ビジネス)」ゼネコンから、不動産開発や施設運営、さらには未来の社会課題を解決する事業を展開する「スマートイノベーションカンパニー」への戦略的シフトを急ピッチで進めている。

事業内容・特徴

基幹事業である長年の建築事業・土木事業と、それらに関わる高度な技術研究・開発を持つ。

建物の設計・施工だけでなく、近年は都市再開発事業(まちづくり)や、環境・エンジニアリング事業への投資を拡大している。「施工管理のデジタル化(BIMの活用など)」「ロボットを用いた建設現場の無人化技術」「環境と健康に配慮したオフィス空間の提供」などにおいて、ディープテック寄りの高度な自社技術を多数保有している。

イノベーションへの取り組み

清水建設におけるイノベーションは、「モノづくり(建設技術)」の高度化と、「コトづくり(サービスの提供や新しい都市機能の創造)」の2つのアプローチで推し進められている。これを全社的に実現するための最大の投資であり、構造変革の象徴となるのが、2023年より東京都江東区(潮見)に順次オープンした総延床面積約9万平米に及ぶ大規模イノベーション・人財育成の横断拠点 温故創新の森 NOVARE(ノヴァーレ) である。

「NOVAREラテン語で『新しい』の意」は、単なる研修施設ではなく、清水建設が持つ多様な技術力を実証し、さらに社会に対して「共に新しい価値を作りませんか」と呼びかけるための、巨大なオープンイノベーション・プラットフォームとして設計されている。

主な新規事業・事例

プロパティデータバンク:社内ベンチャー第一号の成功

清水建設の社内起業家公募制度から生まれた 社内ベンチャー第一号 が、不動産管理クラウドサービス 「@プロパティ」 を提供するプロパティデータバンク株式会社である。2000年に設立され、顧客が保有する不動産・施設の運用管理を統合的に支援するクラウドプラットフォームとして成長した。

累計ユーザー数は 800社以上 を誇り、不動産管理クラウド業界において シェアNo.1 の実績を持つ。2020年には東証マザーズ(現グロース市場)に上場を果たし、建設会社発の社内ベンチャーが独立企業として成功した代表的な事例となった。清水建設の本業である建設・不動産領域の知見と、ITを掛け合わせた「隣接領域への展開」の成功モデルである。

コーポレートベンチャリング(CV)制度:独立・起業を前提とした社内起業制度

清水建設は、社員が自らのアイデアで独立・起業することを前提とした「 コーポレートベンチャリング(CV)制度 」を運営している。多くの大企業の社内新規事業制度が「社内での事業部立ち上げ」を目指すのに対し、CV制度は 最初から独立企業の設立を前提 としている点が最大の特徴である。

ステージゲート方式を採用し、Stage 1(アイデア創出)からGate審査を経てStage 2(仮説構築・6か月間)、Stage 4(市場検証・独立起業)へと進む。 外部ベンチャーキャピタルからの資金調達を必須条件 に組み込んでおり、親会社の下請けではなく対等なパートナーとしての成長を志向している。

第1期・第2期からは既に 4社が起業 を実現した。清水建設との関係を持ちつつも経営の自律性を保つ、新しいカーブアウトモデルを構築している。

清水建設スタートアップスタジオ

2023年には、Crewwとの協業による「 清水建設スタートアップスタジオ powered by Creww 」も開始した。社内外から新規事業アイデアを募集し、清水建設のアセット(技術・顧客基盤・実証フィールド)とスタートアップの機動力を掛け合わせて事業化を目指すプログラムである。

NOVARE:オープンイノベーション拠点

この巨大施設「NOVARE」の企画・運営の中核を担うのが、岩城和幸が所属するNOVAREプロモーションユニットである。

施設のハードウェアを充実させるだけでなく、そこに魂を入れるための「ソフト(コミュニティビルディング)」の構築に同社は最も注力している。岩城のような「コンダクター(触媒役)」を配置し、施設の利用目的に「社内外の異質な才能の交差点」という機能を持たせた。

施設の多様な会議室、技術実験フィールド、さらには実物大のモックアップ作成施設などを、起業家、スタートアップ企業、若手の建築家・クリエイター、大学生のコミュニティ(ASIBA等)、そして異業界の企業に対して積極的に開放し、共同の実証実験やワークショップを連日のように開催している。 「自前主義が強い」と言われるゼネコンの歴史において、自らアセットを外部にさらし、対話を通じて業界の枠を超えた社会システム構築(MaaS、地域振興、サステナビリティ領域など)の共創を目指す清水建設の取り組みは、インフラ関連企業のイノベーションのモデルケースとして業界外からも大きな注目を集めている。

関連項目

参考文献

成功の鍵

1

「スマートイノベーションカンパニー」への変革

請負型の建設業から、不動産開発・施設運営・社会課題解決型事業を展開する総合企業への構造転換を推進。

2

NOVARE:オープンイノベーション拠点

自社アセットを外部に開放し、スタートアップ・大学・異業種との共創実験を日常的に行う巨大プラットフォームを構築。

3

コミュニティビルディングによる価値創造

「コンダクター(触媒役)」を配置し、社内外の異質な才能を交差させるソフト面の仕組みを重視。

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