デザインスプリント
デザインスプリント(Design Sprint) とは、Google Ventures(GV)のジェイク・ナップが考案した、5日間で課題定義からプロトタイプのユーザー検証までを完結させる集中型ワークショップ手法である。月曜に課題整理、火曜にソリューション発散、水曜に意思決定、木曜にプロトタイプ作成、金曜にユーザーテストを実施するという構造を持つ。
定義
2016年にジェイク・ナップが著書『Sprint』で体系化した手法。意思決定者(Decider)をチームに含めること、プロトタイプは「リアルに見えるもの」で十分であること、ユーザーテストは5人で85%の問題を発見できること、の3原則が核心。大企業の「会議室だけで完結する新規事業開発」の構造的課題を打破するために活用される。
主な特徴
- 意思決定者がスプリントに参加することで「持ち帰り検討」による遅延をなくす
- 木曜1日で作れるプロトタイプレベル(Figma・スライド)でユーザー反応の検証が可能
- 5人のユーザーテストで問題の85%を発見できる(ヤコブ・ニールセンの研究)
- 4〜7名のチームでビジネス・デザイン・エンジニア・意思決定者の多様な構成が理想
- アジャイルの反復開発と組み合わせることで継続的な事業開発につなげられる
アジャイルのスプリントとの違い
アジャイル開発における「スプリント」は2〜4週間の反復開発サイクルを指すのに対し、デザインスプリントはGV方式の5日間の集中型ワークショップを指す。デザインスプリントは開発フェーズの前段でコンセプトの方向性を検証するために用い、アジャイルスプリントは検証済みのコンセプトを継続的に開発するために用いる。両者は補完関係にある。
さらに詳しく
本用語の 5日間の詳細手順・金融機関事例・準備ステップ・大企業での適用ポイント など深い解説は、以下の記事を参照。
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