人物概要
廣岡茜は、ライオンのビジネスインキュベーション室長として、新規事業開発を統括する人物である。2006年の新卒入社以来、衣料用洗剤ブランドの商品企画で約11年のキャリアを積んだ後、社内新価値創造プログラム 「NOIL」 の1期採択者として新規事業開発に転身した。自身の子育て経験から着想したテイクアウトサービス「ご近所シェフトモ」の事業オーナーでもある。
経歴
2006年にライオン株式会社に新卒入社し、最初の2年半は 札幌エリアの営業職 に従事した。社内アイデアコンテストで優勝したことをきっかけにファブリックケア事業部へ異動し、以降約11年間にわたり 「アクロン」「ナノックス」 などの衣料用洗剤ブランドの商品企画・マーケティングを担当した。産休・育休も経験している。
2020年1月にビジネスインキュベーション部門へ異動し、NOIL 1期採択者として新規事業開発に本格的に取り組んだ。2023年時点では ビジネスインキュベーション室長 に就任し、ライオンの新規事業開発全般を統括する立場にある。
主な実績
自身の「仕事と子育てをしながら料理すると自分の時間がなくなる」という原体験から、地域密着型テイクアウトサービス 「ご近所シェフトモ」 を発案した。「あなたの街の夕飯おまかせネットワーク」をコンセプトに、保育園近くの飲食店と連携し、家庭料理風のバランスの取れた夕食を提供するサービスである。
2020年3月の実証実験ではLINEプロトタイプを導入し、 わずか2日で20名の枠が埋まる 需要を確認した。約6カ月で社内稟議を取得し事業化を実現。飲食店売上の15%をライオンが手数料として収受するビジネスモデルを構築した。
思想とアプローチ
廣岡のアプローチは、 「自分ごと」から始まる新規事業開発 にある。マーケティングの専門家として培った消費者理解と、子育てという自身のリアルな課題を掛け合わせ、事業を構想した。11年間のブランドマーケティング経験で養った顧客視点が、新規事業における仮説構築のスピードを支えている。