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支援者

守屋 実

守屋実事務所
新規事業家 / 守屋実事務所代表取締役 支援者 新規事業家 社外取締役 著者 起業家

経歴

守屋実は1969年生まれ、明治学院大学卒業。1992年にミスミ(現ミスミグループ本社)に入社し、新市場開発室に配属された。配属後まもなくメディカル・フード・オフィスの3分野への参入を自ら提案し、動物病院向けカタログ通販事業の立ち上げに従事した。わずか6人のメンバーで6年間、年商20億円規模の事業に育て上げた実績がその後のキャリアの起点となっている。

2002年にミスミ創業オーナーの田口弘氏とともに新規事業専門会社エムアウト(M-out)を共同創業し、複数の事業の立ち上げと売却を実施した。2010年に守屋実事務所を設立後はラクスル・ケアプロの副社長を歴任し、両社の創業期を牽引した。2018年にはブティックスとラクスルを2ヶ月連続でIPOに導いたことで、新規事業家としての実力が広く知られるようになった。

その後は博報堂・KDDI・JR東日本スタートアップ・JAXA・ブティックスなど多数の企業で社外取締役・顧問を務め、現在は守屋実事務所の代表取締役として活動を継続している。

実績

最大の実績は内と外の両方の視点を持ちながら30年間で52の事業開発に関与してきたことである。単一組織内での新規事業経験ではなく、スタートアップの立ち上げ・大企業内新規事業・社外取締役という複数の立場から事業創出に関わり続けてきた点が、「シリアルイントレプレナー」という整理を可能にしている。

ラクスルでの副社長経験は、印刷・物流のシェアリングプラットフォームという業界変革型事業の創業期を担ったものであり、SORACOMへの関与など、IoT・通信分野の新規事業にも実績が広がっている。大企業が新規事業を生み出す際の「7つの大罪」(意志なき起業・経験なき理屈・顧客なき事業・熱狂なき業務・挑戦なき失敗・利他なき利己・自問なき他答)という体系化も、多数の失敗事例の観察に基づいた知見として業界内で参照されている。

哲学とアプローチ

守屋の思想の核心は、新規事業には制度や仕組み以上に個人の強い意志が不可欠という信念にある。事業計画書のロジックよりも先に、原体験や使命感を明確にすることを重視する。「社会・会社・自分」の3つを同時に満たせるかを問い続け、意志なき事業が構造的に失敗することを自らの経験から説いている。

社外取締役という外部の立場から、内部の論理に引きずられない距離感で大企業の新規事業に伴走するスタイルを確立した点も特徴的である。「大企業は必ず新規事業を生み出せる」という確信は、膨大な事業開発の経験から導かれたものであり、否定的な見方への反証として常に提示される。

「大企業は必ず新規事業を生み出せる。僕は、そう信じています」

――守屋実事務所 公式発信より

インパクト

守屋は著書・講演・社外取締役活動を通じて、日本の大企業における新規事業文化の形成に一定の影響を与えてきた人物として業界内で位置づけられる。「新規事業家」という職種概念の普及に貢献し、大企業出身者がスタートアップの創業初期に専門家として参画するモデルの先行事例となっている。

著書は複数の版を重ね、特に『起業は意志が10割』(講談社)は新規事業担当者・社内起業家向けの参考書として広く読まれている。KDDIのKDDI∞Laboへの関与など、大企業のオープンイノベーションプログラム設計にも実践的に携わってきた。

関連項目

参考文献・出典

守屋 実の名言

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