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制度・プログラム事例

三菱地所アクセラレータープログラム

三菱地所
アクセラレーター 運営中
制度・プログラム概要
運営企業
三菱地所
種別
アクセラレーター
開始年
2018年
状態
運営中
公式サイト
mec-acceleratorprogram.com

History & Evolution

2018

三菱地所アクセラレータープログラム第1期開始

「Work & Life Innovation」をテーマに、丸の内・大手町エリアでのワークスタイル変革に資するスタートアップを募集

2019

第2期:街づくりテーマへの拡張

不動産・街づくり領域全般へとテーマを拡大

2020

第3期:8社採択・コロナ禍対応

急激な社会変容と行動変化に対応する「新しいまちのあり方」を生み出すため、8社のスタートアップを採択

2021-2024

継続開催と社内事業化の進展

毎年継続開催し、採択企業との PoC・事業化を継続的に実施

概要

三菱地所アクセラレータープログラム は、 三菱地所 が2018年から運営するスタートアップ共創プログラムである。「街から起こすイノベーション」を掲げ、丸の内・大手町を中心とする都市アセットとスタートアップを繋ぐ仕組みとして機能している。

不動産という「物理的な場」を持つ企業ならではの強みを活かし、 実際の街・建物・テナントを実証実験フィールドとして提供 できる稀有なプログラムである。

詳細

「物理的な場」を持つ強み

多くのアクセラレータープログラムが「資金提供+メンタリング+ピッチ機会」までで止まるなか、三菱地所アクセラレータープログラムの最大の差別化要因は 「丸の内・大手町・有楽町の物理的アセット」 をスタートアップに開放できることだ。

三菱地所は東京駅周辺に多数のオフィスビル・商業施設・コワーキングスペースを保有している。アクセラレータープログラムの採択企業は、それらの建物群を PoC のフィールド として活用できる。新しいワークスタイル支援サービスなら丸の内のオフィスビルで、新しい商業体験なら有楽町の商業施設で、すぐに実証実験を開始できる。

ソフトウェア中心のスタートアップにとって「リアルな場で動かせる機会」は喉から手が出るほど欲しいものであり、これは資金提供以上の価値を持つ。

サムライインキュベートとの運営連携

プログラムの運営にあたり、三菱地所はスタートアップ支援の専門家である サムライインキュベート と組んでいる。サムライインキュベートは2008年から数百社のスタートアップを支援してきた老舗インキュベーターであり、スタートアップ側の課題・ニーズ・心理を深く理解している。

この連携は、 「不動産会社だけで運営すると、不動産業のロジックに偏ってしまう」 という典型的な失敗を避けるための工夫である。スタートアップ支援のプロが運営に関与することで、応募スタートアップにとって「使いやすい」プログラム設計が実現している。

「街から起こす」というテーマ設定

プログラムのテーマは「街から起こすイノベーション」であり、ワークスタイル・街づくり・コミュニティ・モビリティといった、三菱地所のコア事業と直結する領域に絞り込まれている。

この絞り込みは、 PoC 後の事業化までの道筋を見えやすくする 工夫である。「全領域 OK」型のアクセラレーターは応募の質が下がりがちだが、明確なテーマがあれば「自社の事業と組めるか」がすぐに判断できる。三菱地所側にとっても、自社事業との接続が自然な領域だけに絞ることで、社内の事業部門の関心と協力を引き出しやすくなる。

第3期(2020年)の8社採択:コロナ禍への対応

2020年の第3期では、コロナ禍による「急激な社会変容と行動変化」に対応する「新しいまちのあり方」をテーマに、8社のスタートアップを採択した。リモートワーク・非接触サービス・新しい商業体験など、コロナ後の都市像を再定義する取り組みが含まれている。

これは、テーマ設定の柔軟性が問われた局面でもあった。アクセラレータープログラムは「同じテーマで毎年やる」型と「時代に合わせてテーマを変える」型があるが、三菱地所は後者を選び、社会変化に追従する設計を選んだ。

学べること

  • 物理的アセットは資金以上の価値になる : 不動産・店舗・工場などの物理アセットを持つ企業は、それを PoC フィールドとして開放することで、資金提供以上の競争力を得られる。「自社にしか出せない価値」を見極めよ。
  • スタートアップ支援のプロと組む : 大企業が自前でアクセラレーターを運営すると、自社のロジックに偏りがちである。外部の専門家と組むことで、応募者目線の設計が可能になる。
  • テーマ設定は社内事業部との接続を意識する : 絞り込まれたテーマは応募の質を上げるだけでなく、社内事業部の協力を引き出しやすくする。「事業化まで繋がらないアクセラレーター」の罠を避ける鍵である。

関連項目

参考文献・公式リンク

成功の鍵

1

不動産アセットを活かしたフィジカル PoC

三菱地所が保有する丸の内・大手町・有楽町の建物群を実証実験のフィールドとして提供。多くの不動産会社のアクセラレーターにはない「リアルな場での検証」が最大の差別化

2

サムライインキュベートとの運営連携

スタートアップ支援の専門家であるサムライインキュベートと組むことで、スタートアップ側のニーズを深く理解した運営を実現。社内の不動産事業ロジックだけに閉じない設計

3

「街から起こす」テーマ設定の独自性

ワークスタイル・街づくり・コミュニティといった、三菱地所のコア事業と直結する領域に絞り込むことで、PoC 後の事業化までの道筋を見えやすくしている

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