レゾナックHD
Resonac Holdings Corporation
旭化成と昭和電工の化学事業統合で2023年に発足した日本の大手化学・半導体材料企業。半導体・電子材料をコア事業と定め、石油化学事業をパーシャルスピンオフで分離することで事業ポートフォリオの再編を進める。
企業概要
- 企業名
- レゾナックHD
- 業種
- 化学・半導体材料
- 所在地
- 東京都港区
- 創業
- 2023年1月(昭和電工→レゾナックに社名変更)
- 公式サイト
- www.resonac.com/jp
新規事業の歴史
History & Evolution
昭和電工からレゾナックに社名変更
昭和電工と日立化成の経営統合を完了し、社名をResonac(レゾナック)に変更。半導体・電子材料を中核事業に設定
クラサスケミカル 設立
石油化学事業の分社化に向けた準備会社「クラサスケミカル株式会社」を設立
パーシャルスピンオフ 検討開始公表
石油化学事業のパーシャルスピンオフ実施方針を公表。令和8年度税制改正の「新事業活動」要件廃止を受け申請準備を開始
スピンオフ税制 新制度適用申請
「新事業活動」要件が廃止された令和8年度改正税制に基づき、パーシャルスピンオフの税制適格申請を実施
クラサスケミカル 東証スタンダード上場申請
石油化学事業子会社クラサスケミカルが東京証券取引所スタンダード市場に上場申請
企業概要
レゾナックHDは、2023年に昭和電工が社名変更して発足した日本の化学・半導体材料メーカーである。旧来の石油化学・基礎化学事業と、旧日立化成から引き継いだ先端半導体・電子材料事業を抱える複合的な事業構成を持つ。
半導体材料へのポートフォリオ転換
レゾナックの中期経営戦略の中心は、後工程半導体材料への経営資源集中である。CMP(化学機械研磨)スラリーやABF(アジノモト・ビルドアップ・フィルム代替)基板材料など、先端パッケージング・高密度実装向けの素材分野で存在感を高める。2026年1〜3月期は後工程材料が絶好調で、前年同期比126.4%増益を達成している。
クラサスケミカルのパーシャルスピンオフ
ポートフォリオ最適化の中核施策が、石油化学事業子会社クラサスケミカルのパーシャルスピンオフである。レゾナックは同社株式を20%未満保有した状態で残りを既存株主へ現物配当し、東証スタンダード市場への上場を目指す。令和8年度税制改正による「新事業活動」要件廃止を活用した、日本の制度改正を直接受けた事例として注目される。
クラサスケミカルとしてやっていける。1社で独立した事業会社として機能する。
― レゾナック 高橋秀仁社長(ダイヤモンド、2025年)
関連項目
参考文献・出典
成功の鍵
半導体・電子材料への集中
後工程材料(CMP用スラリー・ABF基板材料等)を成長ドライバーと位置づけ、R&D投資を集約
石油化学事業のパーシャルスピンオフ
ノンコア事業を分離独立させることで、コア事業への経営資源集中と事業ポートフォリオ最適化を同時実現
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