コーポレートエクスプローラー
コーポレートエクスプローラー(Corporate Explorer) とは、Andrew Binns、Charles A. O’Reilly、Michael Tushmanの三者が2022年に提唱した、大企業内部から新規事業を探索・推進できる人材の概念である。同名の著書(Wiley、2022年)で体系化され、従来のイントレプレナー論の更新版として広く参照される。
定義
起業家精神を持つ個人に焦点を当てた従来のイントレプレナー概念と異なり、コーポレートエクスプローラーは大企業のリソース(顧客基盤・ブランド・資本・技術)を新規事業のために動員する能力を核心とする。スタートアップが持ち得ない「コーポレート・アドバンテージ」を活かして既存組織の内側からイノベーションを実現する人材像である。Binnsらは書籍でAmazon・Microsoft・Boschなど複数の大企業事例を分析し、この人材類型を体系化した。
主な特徴
- 企業家精神と組織内変革リーダーシップを同時に持つ「二刀流」
- 数値化できない仮説を扱い、失敗から学習する不確実性耐性
- 経営層・事業部門・人事など複数ステークホルダーへの支持獲得能力
- 経営トップからの明示的な「探索への授権」があって初めて機能する
- 両利きの経営(Ambidextrous Organization)の「探索側」を担う実行者
さらに詳しく
本用語の 3つの特性・両利きの経営との関係・日本の大企業への示唆・フィールドブック など深い解説は、以下の記事を参照。
関連項目
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