エクストリーム・ユーザ
エクストリーム・ユーザ(Extreme User) とは、プロダクトやサービスの対象領域において、極端にポジティブまたはネガティブな行動をとっているユーザのことである。平均的なユーザからは発見できない潜在ニーズやトレンドの萌芽を読み取るために活用される、デザインリサーチ固有の調査対象概念である。
定義
IDEOが体系化したデザインシンキングの観察手法に由来する。「極端なユーザ」は平均的ユーザに比べて行動の動機・障壁が先鋭化しており、インタビューから得られるインサイトの密度が高い。極端にポジティブ(使い込む・依存する)なユーザと、極端にネガティブ(全く使わない・拒否する)なユーザの両方がエクストリーム・ユーザに該当する。アーリー・アダプタが「最初に採用する人」を指すのとは異なり、行動の「極端さ」が定義基準である。デザインシンキングのEmpathize(共感)フェーズで特に活用されるリサーチ対象であり、新規事業アイデアの創出段階から既存プロダクトの次フェーズ設計まで幅広く適用できる。
主な特徴
- ボリュームゾーンの平均的意見では発見できない潜在ニーズを持つ
- 現在の極端な行動が2〜3年後の一般ユーザ行動の先行指標になりやすい
- 1人30分の深層インタビューが1,000名アンケートより高密度なインサイトを生む
- 上位5%・下位5%の顧客データからサンプルを選定するのが実務的な手順
- ペルソナ設計やプロダクトロードマップへの反映に直結する
さらに詳しく
本用語の 1,000名調査では生まれなかったものが2名インタビューで生まれた事例・3つのリサーチ手法・インタビュー実施手順 など深い解説は、以下の記事を参照。
関連項目
関連ページ
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