革新的イノベーション
革新的イノベーション(Radical Innovation) とは、既存事業の延長線上にある漸進的な改善ではなく、事業構造そのものを抜本的に変革するタイプのイノベーションである。市場のルールや競争の前提を根本から書き換える非連続な変化を伴い、漸進的イノベーション(インクリメンタル・イノベーション)と対をなす概念として位置づけられる。
定義
OECDのOslo Manual(2018年版)では、製品・プロセス・組織・マーケティングの4領域におけるイノベーションを分類している。革新的イノベーションはその中で「既存の技術・市場・組織の延長では到達できない非連続な変化」を指す。クレイトン・クリステンセンの「破壊的イノベーション」理論に近接するが、必ずしも低価格・シンプル製品から市場を奪うパターンに限定されない。市場ルールそのものを書き換える規模と非連続性が判断基準となる。漸進的イノベーション(インクリメンタル・イノベーション)との区別においては、「既存事業の評価軸では正当化できない変化の幅」が実務上の判断基準として機能する。
主な特徴
- 既存事業の評価基準(ROI・シナジー)では正当化できない場合が多い
- 社内の承認フローが最大のボトルネックとなりやすい
- 異業種・スタートアップとの協業が突破口になることが多い
- 失敗の許容を経営層が明示宣言しないと現場は動けない
- 独立した評価制度と予算枠が推進の前提条件となる
さらに詳しく
本用語の 非連続な挑戦を阻む構造・3つの推進アプローチ・実際の失敗事例 など深い解説は、以下の記事を参照。
関連項目
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