ホールプロダクト
ホールプロダクト(Whole Product / 完全な製品) とは、メインストリーム顧客が求める「完全な製品体験」を構成する、コア製品と補完要素の総体のことである。セオドア・レビットが提唱し、ジェフリー・ムーアが「キャズム」理論の中で発展させた。コア製品の機能だけでなく、導入支援・サポート・連携ツール・事例集まで含めた提供価値の全体像を指す。アーリー・マジョリティへの普及を目指す段階で、コア製品の外側の設計が事業の生死を分ける。
定義
コア製品のみでは「製品」として完成していないという考え方に基づく概念。「コアプロダクト(機能・性能)」「期待プロダクト(導入支援・サポート・SLA)」「拡張プロダクト(システム連携・コミュニティ・パートナーエコシステム)」の3レイヤーで構成される。アーリー・マジョリティはコア製品の不完全さを自ら補完しないため、キャズムを越えるためにはホールプロダクトの完成が不可欠となる。
主な特徴
- コア・期待・拡張の3レイヤーで製品体験の全体像を設計する
- アーリー・マジョリティは不完全な製品を使いこなす余裕を持たない
- 導入ジャーニーマップで「コア製品の外側の障壁」を可視化・解消する
- 拡張プロダクトの充実度がPMF(プロダクトマーケットフィット)の強度を決定する
- コア製品への投資と補完要素への投資のバランス見直しで採用率が劇的に改善するケースが多い
さらに詳しく
本用語の NPS低下のSaaS事例・3レイヤーの詳細設計・キャズム越えの実践手順 など深い解説は、以下の記事を参照。
関連項目
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