プロフィール
松本茂は京都大学経営管理大学院スタートアップM&A寄附講座の特命教授であり、城西国際大学大学院教授も兼ねる。神戸大学大学院経営学研究科博士課程を修了。M&Aアドバイザーとしての実務経験20年を経て学界に転じた研究者・実務家である。
実務面ではPwCディレクター、英HSBC投資銀行本部長、そして同志社大学大学院准教授を経て現職に至る。米国・中国を含む20カ国50を超える海外企業との買収案件に助言した経歴を持つ。
研究領域
主たる研究テーマは「海外企業買収の成否と相乗効果」。クロスボーダーM&Aにおける統合後のシナジー実現条件、文化統合の失敗パターン、買収後の経営管理体制設計が中心領域である。
近年はスタートアップM&Aへ研究領域を拡張し、日本の事業会社による国内スタートアップの買収が IPO 一辺倒だった出口戦略を多様化させる可能性に注目している。京都大学経営管理大学院に「スタートアップM&A寄附講座」を開設し、研究・教育・実務をつなぐ拠点を立ち上げた。
著作
- 『スタートアップM&A 知られざる急成長の仕組み』(東洋経済新報社、2026年1月21日刊、ISBN: 4492558608)
- 『海外M&A 新結合の経営戦略』(東洋経済新報社、2021年)— 第16回M&AフォーラムRECOF奨励賞受賞
- 『海外企業買収 失敗の本質 戦略的アプローチ』(東洋経済新報社、2014年)— 第9回M&Aフォーラム正賞受賞
受賞
- 2020年:京都大学経営管理大学院 優秀教育賞
- 第16回M&AフォーラムRECOF奨励賞(2021年著作)
- 第9回M&Aフォーラム正賞(2014年著作)
主な主張(公表メディアより)
東洋経済オンライン(2023年)に寄稿した「スタートアップのM&Aが日本で進まない根本原因」では、買った企業を自社のルールで縛ってはいけないと指摘。買収後の自由度設計が、スタートアップM&Aで価値を毀損しない最大の鍵であると論じている。
関連項目
参考文献・出典
- researchmap「松本 茂 (Shigeru Matsumoto)」 https://researchmap.jp/7000018792
- 京都大学経営管理大学院「松本 茂 特命教授」 https://www.gsm.kyoto-u.ac.jp/faculty/475/
- 東洋経済オンライン「スタートアップのM&Aが日本で進まない根本原因」 https://toyokeizai.net/articles/-/700100
- 日本経済新聞「海外M&A 新結合の経営戦略 松本茂著」 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73503080S1A700C2MY6000/